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つむぐ指圧治療室 相模大野

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筋について正しいのはどれか

問題

筋について正しいのはどれか。

  1. 平滑筋は横紋構造をもつ。
  2. 心筋の収縮は常に強縮である。
  3. 心筋細胞の興奮は絶縁性に伝導する。
  4. 胃の平滑筋にはギャップ結合がある。

解答: 4(胃の平滑筋にはギャップ結合がある。)

解説

  1. 誤り。平滑筋にはアクチンとミオシンの規則的配列がなく、横紋構造を持たない。横紋構造は骨格筋と心筋に認められる。
  1. 誤り。心筋の収縮は常に「単収縮」であり強縮ではない。心筋は不応期が極めて長い(約200〜300ms)ため、単収縮が完了するまで次の刺激に応答できず強縮が起こらない。
  1. 誤り。心筋細胞間の興奮は介在板のギャップ結合を介して電気的に伝導する。絶縁性ではなく、むしろ心筋は機能的合胞体として一体的に興奮が伝播する。
  1. 正しい。胃の平滑筋は単ユニット型平滑筋(内臓平滑筋)に分類され、隣接する細胞間にギャップ結合が存在する。ギャップ結合を介して電気的興奮が細胞間に伝播するため、多数の平滑筋細胞が同期して収縮し、蠕動運動が可能となる。消化管(胃・腸)、子宮、尿管なども同様に単ユニット型でギャップ結合を持つ。

ポイント

消化管(胃を含む)の平滑筋は単ユニット型であり、ギャップ結合を持つことで興奮が伝播し蠕動運動を実現しているという点が最重要である。

  • 覚え方のコツ: 「胃腸は蠕動運動=みんなで同期して動く=ギャップ結合でつながっている=単ユニット型」と蠕動運動から逆算する。
  • 関連知識: 多ユニット型平滑筋(虹彩・立毛筋・血管壁)にはギャップ結合が少なく、個々の細胞が独立して神経支配を受ける。単ユニット型と多ユニット型の区別は頻出である。
  • よくある間違い: 「心筋は常に強縮」と誤解するケース。心筋は不応期が長いため強縮できず、常に単収縮を繰り返す。また「心筋細胞の興奮は絶縁性」は逆であり、ギャップ結合により伝導する。
  • 教科書では「a.心筋の特徴」の範囲に該当する。
平滑筋の型 ギャップ結合 興奮伝播 分布
単ユニット型(内臓平滑筋) あり 細胞間に電気的に伝播 消化管、子宮、尿管
多ユニット型 少ない 個別に神経支配 虹彩、立毛筋、血管壁

表: 単ユニット型と多ユニット型平滑筋の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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