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つむぐ指圧治療室 相模大野

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神経組織の損傷でみられないのはどれか

問題

神経組織の損傷でみられないのはどれか。

  1. グリア細胞の増殖
  2. 神経細胞体の再生
  3. 神経線維の再生
  4. 神経線維の逆行変性

解答: 2(神経細胞体の再生)

解説

  1. 誤り。神経組織の損傷後にグリア細胞(特にアストロサイトやミクログリア)が増殖し、グリオーシス(瘢痕形成)を生じる。これは損傷部位の修復反応の一つである。
  1. 正しい。神経細胞体(ニューロンの細胞体)は一度損傷されると再生しない。中枢神経系の神経細胞は成熟後に有糸分裂能を失っており(永久細胞)、損傷された細胞体は回復不能である。末梢神経の軸索は切断後にシュワン細胞のガイドにより再生が可能であるが、細胞体そのものの再生は起こらない。この性質が中枢神経損傷の回復を困難にしている。
  1. 誤り。末梢神経線維は切断後にワーラー変性(遠位端の変性)を経た後、シュワン細胞が形成するバンドナー帯に沿って軸索が再生する可能性がある。
  1. 誤り。神経線維の切断後には遠位端の変性(ワーラー変性)に加え、細胞体側の軸索も一部変性する逆行変性が起こる。

ポイント

神経細胞体は永久細胞であり再生しない。末梢神経の軸索は再生可能だが、細胞体の再生は不可能である。

  • 覚え方のコツ: 「細胞体=再生しない永久細胞」「軸索=末梢なら再生可能」と区別する。「脳や脊髄の神経は一度壊れたら戻らない」と理解する。
  • 関連知識: ワーラー変性は切断部位より遠位(末梢側)の軸索と髄鞘が変性する現象である。再生の際にはシュワン細胞が重要な役割を果たす。中枢神経ではオリゴデンドロサイトが髄鞘を形成するが、再生能力は乏しい。
  • よくある間違い: 「神経線維の再生」と「神経細胞体の再生」を混同しやすい。軸索(線維)は末梢では再生するが、細胞体は再生しないという区別が重要である。
  • 教科書では「d.変性と再生」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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