問題
皮膚感覚について正しい記述はどれか。
- パチニ小体は細い有髄神経で支配されている。
- 温点は痛点より数が多い。
- ルフィニ小体は侵害受容器である。
- マイスネル小体は触覚受容器である。
解答: 4(マイスネル小体は触覚受容器である。)
解説
- 誤り。パチニ小体は太い有髄神経(Aβ線維、II群線維)で支配される。細い有髄神経(Aδ線維、III群)は痛覚や温度覚の伝導を担う線維である。
- 誤り。温点は感覚点の中で最も数が少ない(全身で約3万個)。痛点は約200〜400万個と圧倒的に多い。感覚点の密度順は痛点>触圧点>冷点>温点である。
- 誤り。ルフィニ小体(ルフィニ終末)は皮膚の温覚や持続的な皮膚伸展を感知する遅順応型の機械受容器(SA II型)であり、侵害受容器ではない。侵害受容器は自由神経終末である。
- 正しい。マイスネル小体(触覚小体)は真皮乳頭に存在する速順応型の触覚受容器(RA I型)であり、軽い触刺激に対して鋭敏に反応する。指先・手掌・足底などに多く分布し、物体の表面のテクスチャー認知に重要である。
ポイント
マイスナー小体は真皮乳頭にある触覚受容器であり、指先に多く分布する速順応型の受容器である。
- 覚え方のコツ: 「マイスナー=”マイ(my)指(ス)ナー”→指先にある触覚受容器」と覚える。パチニ小体は「パチッ(振動)と感じる深部の受容器」。
- 関連知識: 皮膚感覚受容器は速順応型(マイスナー・パチニ)と遅順応型(メルケル・ルフィニ)に分類される。速順応型は刺激の変化に、遅順応型は持続的刺激に反応する。
- よくある間違い: ルフィニ終末を侵害受容器と混同しやすい。ルフィニは温覚・伸展の被包受容器、侵害受容器は自由神経終末(裸の終末)と明確に区別する。
- 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
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