問題
皮膚の無感温度はどれか。
- 50℃
- 42℃
- 33℃
- 15℃
解答: 3(33℃)
解説
- 誤り。50℃は温痛覚が生じる温度域であり、組織損傷の危険がある高温である。45℃以上で灼熱痛が生じる。
- 誤り。42℃は明確な温覚が生じる温度であり、風呂の湯温に近い。無感温度よりも約9℃高い。
- 正しい。皮膚の無感温度(不感帯)は約33℃付近とされる。これは通常の皮膚温(皮膚表面温度)に近い温度であり、温覚も冷覚も感じない中立的な温度帯である。33℃より高い温度では温点が刺激されて温覚が、低い温度では冷点が刺激されて冷覚が生じる。45℃以上では温痛覚、15℃以下では冷痛覚へと移行する。
- 誤り。15℃は強い冷覚が生じる温度域であり、これ以下では冷痛覚に移行する。
ポイント
無感温度は約33℃であり、正常な皮膚表面温度に一致する。これを基準に温覚・冷覚が生じる。
- 覚え方のコツ: 「サンサン(33)とした肌は何も感じない」→33℃=無感温度と数字を語呂で覚える。
- 関連知識: 深部体温(核心温度)は約37℃であるのに対し、皮膚表面温度は約33℃と低い。体温の章との関連で出題されることもある。
- よくある間違い: 深部体温の37℃と皮膚の無感温度33℃を混同しやすい。無感温度は「皮膚表面」の温度基準であることを確認する。
- 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
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