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つむぐ指圧治療室 相模大野

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発熱について正しい記述はどれか

問題

発熱について正しい記述はどれか。

  1. 体温が39℃になるとタンパク質が変性する。
  2. 発熱物質の作用により産熱が高まる。
  3. 深部体温は変化しない。
  4. 中脳が関与する。

解答: 2(発熱物質の作用により産熱が高まる。)

解説

  1. 誤り。体温39℃程度ではタンパク質は変性しない。タンパク質変性は通常42℃以上で起こる。
  1. 正しい。発熱は外因性発熱物質(細菌・ウイルス)が体内に侵入し、マクロファージなどから内因性発熱物質(インターロイキン、インターフェロンなどのサイトカイン)が産生されることで起こる。これらが視床下部のセットポイントを上方にずらし、産熱の亢進(悪寒・ふるえ)と放熱の抑制(皮膚血管収縮)が同時に生じて体温が上昇する。解熱時にはセットポイントが正常に戻り、発汗による放熱が促進される。
  1. 誤り。発熱時にはセットポイント上昇に伴い深部体温も上昇する。
  1. 誤り。発熱に関与する体温調節中枢は視床下部にあり、中脳ではない。

ポイント

  • 発熱はセットポイントの上昇により産熱亢進+放熱抑制が起こる現象である。
  • 覚え方のコツ: 「発熱=セットポイント↑」「うつ熱=セットポイント正常だが環境の熱負荷過大」と対比して覚える。
  • 関連知識: うつ熱(熱中症)はセットポイントが正常なので解熱剤が無効であり、物理的冷却が必要である。
  • よくある間違い: 発熱とうつ熱を混同しやすい。発熱は感染症などで能動的にセットポイントが上昇する現象、うつ熱は環境要因による受動的な体温上昇である。
発熱とうつ熱の比較
項目 発熱 うつ熱(熱中症)
セットポイント 上昇 正常
原因 外因性・内因性発熱物質 環境の熱負荷過大
発熱時の反応 悪寒・ふるえ・皮膚血管収縮 皮膚血管拡張・発汗(追いつかない)
解熱剤 有効 無効
対処 薬物療法 物理的冷却

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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