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つむぐ指圧治療室 相模大野

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産熱に関与しないホルモンはどれか

問題

産熱に関与しないホルモンはどれか。

  1. カテコールアミン
  2. 甲状腺ホルモン
  3. 黄体ホルモン
  4. バソプレッシン

解答: 4(バソプレッシン)

解説

  1. 正しい。カテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)は交感神経活動と連動して代謝を亢進させ、特に褐色脂肪組織での非ふるえ産熱を促進する。
  1. 正しい。甲状腺ホルモン(T3・T4)は全身の基礎代謝率を上昇させ、酸素消費量を増加させることで持続的な産熱を増加させる。産熱ホルモンの代表である。
  1. 正しい。黄体ホルモン(プロゲステロン)は視床下部の体温調節中枢のセットポイントを約0.3〜0.5℃上昇させ、排卵後の高温期をもたらす。
  1. 誤り。バソプレッシン(ADH/抗利尿ホルモン)は下垂体後葉から分泌され、腎臓の集合管でアクアポリン2の発現を促進して水の再吸収を増加させるホルモンである。体液量の調節が主な作用であり、産熱には関与しない。大量出血時には血管収縮作用も発揮するが、これも産熱とは無関係である。

ポイント

産熱に関与するホルモンはカテコールアミン・甲状腺ホルモン・プロゲステロンの3つが代表的であり、バソプレッシンは水分調節ホルモンで産熱とは無関係である。

  • 覚え方のコツ: 「産熱3兄弟=カテコール・甲状腺・プロゲステロン」と覚える。バソプレッシンは「バソ(血管)+プレッシン(圧迫)」=血管収縮・水分保持であり、熱ではない。
  • 関連知識: 基礎体温の二相性(低温期→高温期)はプロゲステロンの作用であり、排卵の有無を推定する臨床的指標となる。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)では産熱過剰による暑がり・発汗過多がみられる。
  • よくある間違い: 甲状腺ホルモンとカテコールアミンの産熱機序の違い。甲状腺ホルモンは基礎代謝の持続的亢進、カテコールアミンは急性の代謝亢進(褐色脂肪組織の非ふるえ産熱)である。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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