問題
消化管ホルモンはどれか。
- プロラクチン
- セクレチン
- サイロキシン
- パラソルモン
解答: 2(セクレチン)
解説
- 誤り。プロラクチンは下垂体前葉から分泌されるホルモンであり、乳汁分泌を促進する。消化管ホルモンではない。
- 正しい。セクレチンは小腸粘膜(特に十二指腸粘膜)のセクレチン分泌細胞から分泌される消化管ホルモンである。十二指腸の内容物が酸性になるとセクレチンが分泌され、膵臓に作用してHCO3-(重炭酸イオン)に富む膵液の分泌を促進する。セクレチンは1902年にペイリスとスターリングによって発見された歴史上最初のホルモンとしても重要である。
- 誤り。サイロキシンは甲状腺から分泌されるホルモンであり、基礎代謝の調節に関与する。消化管ホルモンではない。
- 誤り。パラソルモン(副甲状腺ホルモン)は副甲状腺から分泌され、血中Ca2+濃度を上昇させるホルモンである。消化管ホルモンではない。
ポイント
- 消化管ホルモンとは、消化管粘膜の内分泌細胞から分泌され消化管の機能を調節するホルモンであり、ガストリン、セクレチン、コレシストキニン(CCK)、GIPなどがある。
- 覚え方のコツ: 「消化管ホルモンは”ガセコG”(ガストリン・セクレチン・コレシストキニン・GIP)」とまとめて覚える。
- 関連知識: セクレチンは歴史上最初に発見されたホルモンであり、ホルモンの概念そのものを確立した物質である。
- よくある間違い: セクレチンとガストリンの作用を混同しやすい。セクレチンは膵液(HCO3-)分泌促進、ガストリンは胃液(HCl)分泌促進と区別する。
| ホルモン | 分泌部位 | 主な刺激 | 主な作用 |
|---|---|---|---|
| ガストリン | 胃幽門部 | 機械的・化学的刺激、迷走神経 | 胃液(HCl)分泌促進 |
| セクレチン | 十二指腸粘膜 | 酸性糜粥 | HCO3-に富む膵液分泌促進 |
| コレシストキニン(CCK) | 小腸粘膜 | アミノ酸、脂肪酸 | 酵素に富む膵液分泌促進、胆嚢収縮 |
| GIP | 十二指腸粘膜 | グルコース、脂肪 | 胃液分泌・運動の抑制 |
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