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つむぐ指圧治療室 相模大野

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消化管からの吸収について正しいのはどれか

問題

消化管からの吸収について正しいのはどれか。

  1. グルコースは胃で吸収される。
  2. モノグリセリドは小腸で吸収される。
  3. アミノ酸は結腸で吸収される。
  4. 水分の約 50%は直腸で吸収される。

解答: 2(モノグリセリドは小腸で吸収される。)

解説

  1. 誤り。グルコースは主に小腸で能動輸送によって吸収される。胃ではほとんど吸収されない。
  1. 正しい。モノグリセリドは小腸で吸収される。脂肪はリパーゼにより脂肪酸とモノグリセリドに分解され、これらは胆汁酸とともにミセルを形成して微絨毛表面に達し、拡散によって小腸上皮細胞内に吸収される。細胞内で脂肪に再合成された後、キロミクロン(カイロミクロン)を形成してリンパ管に入る。消化された栄養素の大半は小腸で吸収されるという原則がここでも当てはまる。
  1. 誤り。アミノ酸は小腸の微絨毛において主に能動輸送によって吸収される。結腸では吸収されない。
  1. 誤り。消化管内水分の約83%は小腸で、約16%は大腸で吸収される。直腸での水分吸収はごく少量である。

ポイント

  • 栄養素の大部分は小腸で吸収される。脂肪分解産物はミセルを形成して小腸上皮細胞から拡散で吸収される。
  • 覚え方のコツ: 「吸収の主役は小腸」→グルコース・アミノ酸・脂肪酸・モノグリセリド・ビタミン・水分(約83%)すべて小腸が中心。
  • 関連知識: 脂肪の吸収経路はリンパ管(キロミクロン)であり、他の栄養素が門脈血に入るのと異なる点が特徴的である。
  • よくある間違い: 大腸の主な吸収対象は水とNa⁺であり、栄養素の吸収は小腸に限られる点を混同しやすい。
主要栄養素の吸収部位と輸送経路
栄養素 吸収部位 吸収様式 輸送経路
グルコース 小腸 能動輸送(Na⁺共輸送) 門脈血
アミノ酸 小腸 能動輸送 門脈血
脂肪酸・モノグリセリド 小腸 ミセル形成→拡散 リンパ管(キロミクロン)
水分 小腸(約83%)・大腸(約16%) 浸透圧差・Na⁺吸収に伴う
脂溶性ビタミン(A,D,E,K) 小腸 ミセル形成→拡散 リンパ管

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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