問題
毎分心拍出量が増える直接の原因とならないのはどれか。
- 一回心拍出量の増加
- 静脈還流量の増加
- 血圧の上昇
- 心拍数の増加
解答: 3(血圧の上昇)
解説
- 正しい。毎分心拍出量=1回拍出量×心拍数。1回拍出量の増加は直接的に毎分心拍出量を増加させる。
- 正しい。静脈還流量の増加はスターリングの法則により心筋を伸展させ、1回拍出量を増加させるため、毎分心拍出量の増加につながる。
- 誤り。血圧の上昇は毎分心拍出量を直接増加させる原因とはならない。動脈圧=心拍出量×総末梢抵抗。ように、血圧は心拍出量の「結果」として変動するものである。むしろ血圧上昇は心臓の後負荷を増大させ、心拍出量の増加を妨げる方向に作用しうる。
- 正しい。毎分心拍出量=1回拍出量×心拍数の式から、心拍数の増加は直接的に毎分心拍出量を増加させる。
ポイント
- 毎分心拍出量=1回拍出量×心拍数であり、この2因子が直接の決定要素である。
- 覚え方のコツ: 「CO=SV×HR」の公式を覚え、公式に含まれない「血圧」は直接因子ではないと判断する。
- 関連知識: 激しい運動時には1回拍出量と心拍数がともに増加し、毎分心拍出量は安静時の約5倍(約25L)に達しうる。
- よくある間違い: 血圧上昇と心拍出量増加を混同しやすいが、血圧は心拍出量と末梢抵抗の「積」であり、原因と結果の関係を区別する。
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