MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

正常呼吸と浅くて速い呼吸とを比べて変化しないのはどれか

問題

正常呼吸と浅くて速い呼吸とを比べて変化しないのはどれか。

  1. 死腔量
  2. 1 回換気量
  3. 予備吸気量
  4. 分時肺胞換気量

解答: 1(死腔量)

解説

  1. 正しい(変化しない)。死腔量は鼻腔から終末細気管支までのガス交換に関与しない気道の容積(約150mL)であり、解剖学的構造によって決まる。→ 呼吸パターン(浅い・深い・速い・遅い)がどう変化しても死腔量自体は一定である。
  2. 誤り(変化する)。浅い呼吸では1回換気量が正常呼吸(約500mL)より減少する。→ これが「浅い」呼吸の定義そのものである。
  3. 誤り(変化する)。浅い呼吸で1回換気量が減少すると、安静吸息位が変わるため予備吸気量も変化する。
  4. 誤り(変化する)。浅くて速い呼吸では、分時換気量が同じでも死腔換気の占める割合が増大するため、分時肺胞換気量は低下する。→ 表3-1で示されているように、呼吸の効率を上げるには速くするよりも深くする方が有効である。

ポイント

  • 死腔量(約150mL)は解剖学的構造で決まる固定値であり、呼吸パターンが変わっても変化しない。
  • 覚え方のコツ: 死腔量は「気道の長さ」で決まる。気管や気管支の長さは呼吸の深さや速さで変わらないから、死腔量も不変。
  • 関連知識: 分時肺胞換気量 =(TV − VD)× RR。浅く速い呼吸(例: TV 250mL × 32回)と正常呼吸(TV 500mL × 16回)は分時換気量8Lで同じだが、前者の分時肺胞換気量は3,200mL、後者は5,600mLと大きく異なる。
  • よくある間違い: 浅い呼吸で死腔量が「相対的に増える」ことと、死腔量の「絶対値が変化する」ことを混同すること。絶対値は変わらない。
肺気量分画 略語 正常値(mL)
1回換気量 TV 約500
予備吸気量 IRV 約2,500
予備呼気量 ERV 約1,000
残気量 RV 約1,500
肺活量 VC 約4,000
全肺気量 TLC 約5,500

表: 肺気量分画と正常値

『理由で解く 生理学』 Kindle版

本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

Kindle Unlimitedでも使えます。

理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問

https://www.amazon.co.jp/dp/B0GQ6NZ797

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次