問題
栄養素でエネルギー源とならないのはどれか。
- アミノ酸
- グルコース
- ナイアシン
- トリグリセリド
解答: 3(ナイアシン)
解説
- 誤り。アミノ酸はタンパク質の構成成分であり、1gあたり約4kcalのエネルギーを産生する。
- 誤り。グルコースは糖質の代表的な物質であり、1gあたり約4kcalのエネルギーを産生する主要なエネルギー源である。
- 正しい。ナイアシンはビタミンB群の一つ(ビタミンB3)であり、補酵素NADやNADPの構成成分として代謝反応に関与する。しかしビタミンはそれ自体が酸化分解されてエネルギーを産生することはない。ビタミンと無機質はエネルギー源にならないが、生体機能の維持に不可欠な栄養素である。
- 誤り。トリグリセリド(中性脂肪)は脂質であり、1gあたり約9kcalと三大栄養素中最も高いエネルギーを産生する。
ポイント
- エネルギー源となるのは三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)のみであり、ビタミン・無機質はエネルギー源にならない
- 覚え方のコツ: 「エネルギー源 = 三大(糖・脂・タ)だけ」「ビタミン・ミネラルは裏方(補酵素・調節役)」
- 関連知識: ナイアシン欠乏ではペラグラ(皮膚炎・下痢・認知症の三徴)を生じる
- よくある間違い: ナイアシンが代謝に「関与する」ことからエネルギー源と混同しやすいが、補酵素として触媒的に働くだけである
| 栄養素 | エネルギー(kcal/g) | エネルギー源 |
|---|---|---|
| 糖質(グルコース等) | 約4 | ○ |
| 脂質(トリグリセリド等) | 約9 | ○ |
| タンパク質(アミノ酸) | 約4 | ○ |
| ビタミン(ナイアシン等) | 0 | × |
| 無機質 | 0 | × |
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