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つむぐ指圧治療室 相模大野

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末梢神経束の圧迫によって最初に障害されるのはどれか

問題

末梢神経束の圧迫によって最初に障害されるのはどれか。

  1. 発 汗
  2. 触 覚
  3. 痛 覚
  4. 運 動

解答: 4(運 動)

解説

  1. 誤り。発汗に関与する交感神経節後線維は細い無髄C線維であり、圧迫に対して比較的抵抗性がある。
  1. 誤り。触覚は有髄線維(Aβ線維)で伝えられるが、運動神経(Aα線維)ほど太くないため、運動障害の後に障害される。
  1. 誤り。痛覚は細い有髄Aδ線維や無髄C線維で伝えられるため、圧迫に対する抵抗性が高く、最後まで残ることが多い。
  1. 正しい。末梢神経束が圧迫されると、太い有髄線維ほど先に障害される。運動神経は最も太い有髄線維(Aα線維)であるため、圧迫により最初に障害される。逆に、細い無髄線維(C線維)で伝えられる痛覚や発汗は比較的遅くまで保たれる。これは太い線維ほど圧迫による変形を受けやすいためである。

ポイント

太い有髄線維ほど圧迫に弱く、運動神経(Aα線維)が最初に障害される。痛覚(C線維)は最後まで残る。

  • 覚え方のコツ: 「太い線維=圧迫に弱い」「細い線維=圧迫に強い」。正座で足がしびれるとき、最初に足が動きにくくなり(運動障害)、痛覚は最後まで残ることを思い出す。
  • 関連知識: 局所麻酔薬はこれと逆のパターンを示し、細い線維(痛覚のC線維)から先に遮断される。圧迫と局所麻酔では障害順序が逆であることに注意する。
  • よくある間違い: 圧迫と局所麻酔の障害順序を混同すること。圧迫=太い線維から、局所麻酔=細い線維から障害される。
  • 教科書では「c.興奮の伝導」の範囲に該当する。
神経線維 線維径 伝える情報 圧迫障害の順序
最も太い 運動・固有感覚 最初に障害
太い 触覚・圧覚 2番目
やや細い 速い痛み・温度覚 3番目
C 最も細い(無髄) 遅い痛み・発汗 最後に障害

表: 神経線維の太さと圧迫障害の順序

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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