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つむぐ指圧治療室 相模大野

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明確な日内リズムがみられるのはどれか

問題

明確な日内リズムがみられるのはどれか。

  1. 血液のpH
  2. 体 温
  3. エストロゲン分泌量
  4. 血糖値

解答: 2(体 温)

解説

  1. 誤り。血液のpHは7.35〜7.45の狭い範囲に緩衝系(炭酸水素緩衝系、リン酸緩衝系、蛋白質緩衝系)や呼吸・腎臓の調節により厳密に維持されており、明確な日内リズムは示さない。
  1. 正しい。体温には明確な日内リズム(概日リズム=サーカディアンリズム)がみられる。早朝(午前4〜6時頃)が最も低く、夕方(午後4〜6時頃)に最も高くなり、その変動幅は約1℃である。この概日リズムは視床下部の視交叉上核が中枢として制御しており、光刺激を受けて体内時計を同調させている。
  1. 誤り。エストロゲン分泌量は月経周期(約28日周期)に依存した月単位の変動であり、日内リズムではない。排卵前に急増する。
  1. 誤り。血糖値は食事摂取の影響を直接受けて変動するが、概日リズムとして明確に規定されたものではない。

ポイント

概日リズム(日内リズム)を示す代表的な生理指標は「体温・副腎皮質ホルモン(コルチゾール)・メラトニン・成長ホルモン」であり、中枢は視交叉上核である。

  • 覚え方のコツ: 概日リズムのピーク時間を「体温=夕方最高」「コルチゾール=早朝最高」「メラトニン=夜間最高」と対で覚える。体温は「早朝低、夕方高」の「そう・ゆう」と覚える。
  • 関連知識: 概日リズムの周期は正確には約25時間であり、光刺激(網膜→視交叉上核→松果体)により24時間に同調される。松果体から分泌されるメラトニンは夜間に増加し、睡眠誘導に関与する。時差ぼけは概日リズムの乱れによる。
  • よくある間違い: 血糖値は「食事により1日の中で変動する」ため日内リズムと混同しやすいが、食事依存性の変動と概日リズム(内因性の周期変動)は異なる概念である。
  • 教科書では「b.睡眠・覚醒と自律神経・内分泌機能の日内リズム」の範囲に該当する。
生理指標 概日リズム ピーク時間
体温 あり 夕方に最高、早朝に最低
副腎皮質ホルモン(コルチゾール) あり 早朝に最高
メラトニン あり 夜間に最高
成長ホルモン あり 入眠直後(深睡眠時)
血液のpH なし 厳密に一定
エストロゲン なし(月周期) 排卵前にピーク

表: 概日リズムを示す生理指標

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本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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