問題
日内リズムについて正しいのはどれか。
- 副腎皮質ホルモンの血中濃度は早朝が最も高い。
- メラトニンの血中濃度は正午が最も高い。
- 血糖値は夕食前が最も高い。
- 直腸温は睡眠中が最も高い。
解答: 1(副腎皮質ホルモンの血中濃度は早朝が最も高い。)
解説
- 正しい。副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の血中濃度は早朝(午前6-8時頃)が最も高い。CRH→ACTHの分泌リズムに連動した明確な日内リズム(概日リズム)を示し、深夜(午前0-2時頃)に最低値となる。これは覚醒に備えたエネルギー動員の準備と考えられている。
- 誤り。メラトニンの血中濃度は正午ではなく夜間(深夜2-3時頃)に最も高い。光刺激によりメラトニン分泌は抑制されるため、日中は低値となる。
- 誤り。血糖値は食事摂取に強く依存して変動するため、「夕食前が最も高い」とは限らない。食後に上昇し、空腹時に低下するパターンが基本である。
- 誤り。直腸温(核心温度/深部体温)は夕方(午後4-6時頃)に最も高く、睡眠中の早朝(午前4-6時頃)に最も低い。
ポイント
日内リズムの出題ポイントは「コルチゾール=早朝最高」「メラトニン=深夜最高」「体温=夕方最高」の3つである。
- 覚え方のコツ: 「コルチゾール=朝の目覚まし」「メラトニン=真夜中のおやすみ」「体温=夕方がピーク」と3つセットで暗記する。
- 関連知識: 日内リズムの中枢は視交叉上核(SCN)にある体内時計であり、約25時間の自由継続周期を持つ。光刺激により24時間に同調される。夜勤や時差ボケではこのリズムが乱れる。
- よくある間違い: 直腸温(深部体温)を「睡眠中に最高」とする誤りが多い。睡眠中は代謝低下→体温低下であり、活動的な夕方に最高となる。
- 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
| 生理指標 | 最高時刻 | 最低時刻 |
|---|---|---|
| コルチゾール | 早朝(6-8時) | 深夜(0-2時) |
| メラトニン | 深夜(2-3時) | 日中 |
| 成長ホルモン | 入眠直後 | 覚醒時 |
| 深部体温 | 夕方(16-18時) | 早朝(4-6時) |
表: 日内リズムを示す主な生理指標
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