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つむぐ指圧治療室 相模大野

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授乳中に分泌が抑制されるのはどれか

問題

授乳中に分泌が抑制されるのはどれか。

  1. プロラクチン
  2. 性腺刺激ホルモン
  3. 成長ホルモン
  4. ソマトスタチン

解答: 2(性腺刺激ホルモン)

解説

  1. 誤り。プロラクチンは授乳刺激(吸啜反射)により分泌が亢進し、乳汁産生を持続的に促進する。抑制ではなく亢進するホルモンである。
  1. 正しい。授乳中はプロラクチンの分泌が亢進し、高プロラクチン血症の状態となる。プロラクチンは視床下部のGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌を抑制するため、下垂体前葉からの性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン:FSHとLH)の分泌が抑制される。その結果、卵胞発育と排卵が抑制され、授乳性無月経が生じる。これは授乳期間中の次の妊娠を防ぐ生理的メカニズムである。
  1. 誤り。成長ホルモンは授乳との直接的な関連は少なく、授乳中に特に抑制されるわけではない。
  1. 誤り。ソマトスタチンは成長ホルモンやインスリンなどの分泌を抑制するホルモンであるが、授乳中に特に抑制されるわけではない。

ポイント

授乳中はプロラクチン↑→GnRH↓→FSH・LH↓→排卵抑制(授乳性無月経)という流れが生じ、性腺刺激ホルモンが抑制される。

  • 覚え方のコツ: 「授乳中はプロラクチンが主役→生殖はお休み(性腺刺激ホルモン↓)」と連想する。乳を出すことに専念し、次の妊娠を後回しにする仕組みである。
  • 関連知識: プロラクチンの分泌調節は特殊で、視床下部のドーパミンが抑制的に作用する(通常の放出ホルモンとは逆)。高プロラクチン血症(プロラクチノーマ等)でも同様にFSH・LH低下→無月経が生じる。
  • よくある間違い: 「授乳中に抑制=プロラクチン」と誤答しやすいが、プロラクチンは逆に「亢進」する。抑制されるのは性腺刺激ホルモン(FSH・LH)である。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
授乳中の変化 ホルモン 方向 結果
吸啜刺激 プロラクチン 亢進↑ 乳汁産生持続
吸啜刺激 オキシトシン 亢進↑ 射乳反射
プロラクチン↑の影響 GnRH 抑制↓
GnRH↓の影響 FSH・LH 抑制↓ 排卵抑制・無月経

表: 授乳中のホルモン変動

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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