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つむぐ指圧治療室 相模大野

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心臓迷走神経について誤っている記述はどれか

問題

心臓迷走神経について誤っている記述はどれか。

  1. 延髄に起始する。
  2. 洞房結節に分布する。
  3. 活動が高まると徐脈となる。
  4. 房室弁の開閉を調節する。

解答: 4(房室弁の開閉を調節する。)

解説

  1. 正しい。心臓迷走神経は延髄より出て洞房結節と心房に分布する。
  1. 正しい。心臓迷走神経は延髄より出て洞房結節と心房に分布する。迷走神経は洞房結節に作用して心拍数を調節する。
  1. 正しい。副交感神経活動が亢進すると心拍数の減少、興奮伝導時間の延長が起こる。心拍数の減少すなわち徐脈が起こる。
  1. 誤り。心臓迷走神経は房室弁の開閉を直接調節しない。それぞれの弁は一方向にのみ開き、血液の逆流を防ぐ。房室弁の開閉は心室内圧と心房内圧の圧較差によって受動的に行われるものである。迷走神経は洞房結節や房室結節に作用して心拍数の低下(変時作用)や興奮伝導速度の減少(変伝導作用)をもたらすが、弁の開閉を神経的に制御する機能はない。

ポイント

  • 心臓迷走神経は洞房結節・房室結節に作用して心拍数の低下と伝導速度の減少をもたらすが、弁の開閉は圧較差による受動的な機構である。
  • 覚え方のコツ: 迷走神経の3つの「変」作用を覚える。「変時(心拍数低下)・変伝導(伝導速度低下)・変力(収縮力低下は心室では弱い)」。弁は「圧で開閉」であり神経支配ではない。
  • 関連知識: 交感神経活動が亢進すると、心拍数の増加、興奮伝導時間の短縮、心筋収縮力の増大が起こる。交感神経と迷走神経は拮抗的に心臓を調節する。
  • よくある間違い: 「迷走神経が房室弁を調節する」と「迷走神経が房室結節を調節する」を混同しやすい。房室「弁」は圧で開閉し、房室「結節」は迷走神経で伝導速度が調節される。
自律神経 心拍数 伝導速度 収縮力
交感神経(亢進) 増加(頻脈) 短縮 増大
迷走神経(亢進) 減少(徐脈) 延長 低下(心房主体)

表: 心臓の自律神経支配の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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