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つむぐ指圧治療室 相模大野

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心臓の1回拍出量を増やす因子はどれか

問題

心臓の1回拍出量を増やす因子はどれか。

  1. 胸腔内圧の低下
  2. 右心房内圧の上昇
  3. 静脈還流量の減少
  4. 迷走神経活動の亢進

解答: 1(胸腔内圧の低下)

解説

  1. 正しい。胸腔内圧の低下は心臓への静脈還流量を増加させる。→ 吸息時に胸腔内圧が低下すると、血液が胸腔内に吸引されて右心房への還流が増える。→ スターリングの心臓の法則により、静脈還流量の増加が心筋を伸展させ、より大きな収縮力が発生して1回拍出量が増加する。
  1. 誤り。右心房内圧の上昇は静脈から心房への血液流入を妨げる。→ 静脈還流量が減少し、1回拍出量は減少する方向に作用する。
  1. 誤り。静脈還流量の減少は心室の拡張末期容量(前負荷)を減少させる。→ スターリングの法則により心収縮力が低下し、1回拍出量は減少する。
  1. 誤り。迷走神経(副交感神経)活動の亢進は心拍数の減少と興奮伝導時間の延長を起こす。→ 心臓のポンプ機能を抑制する方向に作用する。

ポイント

  • 胸腔内圧の低下(吸息時)は静脈還流量を増加させ、スターリングの心臓の法則を介して1回拍出量を増やす。
  • 覚え方のコツ: 「吸う→胸腔陰圧→血液が心臓に吸い込まれる→拍出量アップ」と流れで覚える。
  • 関連知識: 静脈還流の駆動要因として(1)心房内圧低下による吸引、(2)静脈弁による逆流防止、(3)筋肉ポンプ、(4)吸息時の胸腔内圧低下。
  • よくある間違い: 右心房内圧の「上昇」を静脈還流量増加と混同しやすい。心房内圧が上がると還流を”妨げる”方向に働く点に注意する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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