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つむぐ指圧治療室 相模大野

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心筋の特徴として正しい記述はどれか

問題

心筋の特徴として正しい記述はどれか。

  1. 骨格筋より不応期が長い
  2. 強縮する
  3. 体性神経により支配されている
  4. 絶縁伝導する

解答: 1(骨格筋より不応期が長い)

解説

  1. 正しい。心筋は骨格筋に比べて不応期が非常に長く、活動電位の持続時間とほぼ同じ約200〜300msである。この長い不応期があるため、次の刺激が来ても反応できず、結果として強縮(テタヌス)を起こさない。これにより心臓は規則的な収縮・弛緩のリズムを維持でき、ポンプ機能が保たれる。
  1. 誤り。心筋は不応期が長いため強縮(テタヌス)を起こさない。骨格筋では高頻度の刺激で強縮が生じるが、心筋ではこれが起こらない点が重要な違いである。
  1. 誤り。心筋は自律神経(交感神経・副交感神経)により支配されており、体性神経支配ではない。ただし心筋は自律的に拍動する自動能を持つ。
  1. 誤り。心筋は介在板(ギャップ結合)を介して興奮が細胞間を伝播する機能的合胞体であり、絶縁伝導ではない。

ポイント

心筋の不応期は骨格筋より著しく長く(約200〜300ms)、これが強縮を防ぎ規則的な心拍を保証する最重要の特性である。

  • 覚え方のコツ: 「心筋は不応期が長い→強縮しない→規則的に拍動」の因果関係を一連の流れで覚える。
  • 関連知識: 心筋の自動能は洞房結節がペースメーカーとして機能することで実現される。問578・631・640でも心筋の特徴が出題されている。
  • よくある間違い: 「心筋は自律神経支配だから自分では動けない」と誤解しやすいが、心筋は固有の自動能を持ち、自律神経は心拍数や収縮力の調節を行うにすぎない。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
特徴 心筋 骨格筋
不応期 長い(200〜300ms) 短い(1〜2ms)
強縮 起こさない 起こす
神経支配 自律神経 体性神経
興奮伝播 機能的合胞体(介在板) 各線維が独立
自動能 あり なし

表: 心筋と骨格筋の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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