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つむぐ指圧治療室 相模大野

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心筋の性質で正しいのはどれか

問題

心筋の性質で正しいのはどれか。

  1. 筋疲労を起こしやすい。
  2. 強縮する。
  3. 骨格筋より不応期が短い。
  4. 自動能がある。

解答: 4(自動能がある。)

解説

  1. 誤り。心筋は有酸素代謝が主体であり、一生にわたり拍動し続けても筋疲労を起こしにくい。→豊富なミトコンドリアと持続的なO2供給により、持続的な収縮活動が可能である。
  2. 誤り。心筋は活動電位の持続時間が長く(プラトー相が存在)、絶対不応期が約0.2秒と骨格筋より非常に長い。→このため次の興奮が来る前に前の収縮が完了し、強縮(テタヌス)は起こらない。
  3. 誤り。心筋の不応期は骨格筋より長い(約200〜300ms)。→骨格筋より「短い」のではなく「長い」のが正しい。この長い不応期が強縮を防ぎ、心臓のポンプ機能を維持する。
  4. 正しい。心筋は自動能(自動性)を持ち、外部からの神経刺激がなくても洞房結節のペースメーカー細胞が自発的に興奮を発生させて律動的に拍動する。→心臓を体外に取り出しても自動的に拍動を続けるのはこの性質による。→心筋は不随意筋であり自律神経の支配を受ける。
特性 心筋 骨格筋
自動能 あり(ペースメーカー細胞) なし
不応期 長い(約0.2秒) 短い
強縮 起こらない 起こる
筋疲労 起こしにくい 起こしやすい
支配神経 自律神経(不随意) 体性神経(随意)
細胞間結合 ギャップ結合(機能的合胞体) 独立した筋線維

表: 心筋と骨格筋の比較

ポイント

  • 心筋は自動能を持ち、不応期が長いため強縮せず、筋疲労を起こしにくいという特性がある。
  • 覚え方のコツ: 「心筋は自動で動き、強縮しない、疲れない」と3つの特性をセットで覚える。全てが心臓のポンプとしての連続的・律動的な機能に必要な性質である。
  • 関連知識: 心筋細胞はギャップ結合で連結され機能的合胞体として働く。スターリングの心臓の法則により、静脈還流量の増加に応じて収縮力が増大する。
  • よくある間違い: 不応期が「骨格筋より短い」と誤って覚えること。心筋の不応期は骨格筋より「長い」。この長さが強縮を防ぐ鍵である。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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