問題
心筋について誤っている記述はどれか。
- アクチンフィラメントをもつ。
- 固有心筋は刺激伝導系を構成する。
- 自動能をもつ。
- スターリングの法則に従う。
解答: 2(固有心筋は刺激伝導系を構成する。)
解説
- 正しい。心筋は横紋筋であり、骨格筋と同様にアクチンフィラメントとミオシンフィラメントを持つ。
- 誤り。刺激伝導系を構成するのは特殊心筋であり、固有心筋ではない。心筋は収縮に適した固有心筋と、興奮の発生と伝導に適した特殊心筋に大別される。固有心筋は収縮を担う作業心筋であり、刺激伝導系(洞房結節・房室結節・ヒス束・左右脚・プルキンエ線維)は特殊心筋によって構成される。
- 正しい。心筋は自動的・律動的に収縮する自動能をもつ。
- 正しい。心筋が伸展されると、その伸展の度合いに応じて大きな収縮力を発生する。これをスターリングの心臓の法則と呼ぶ。
ポイント
- 固有心筋=収縮担当(作業心筋)、特殊心筋=興奮の発生と伝導担当(刺激伝導系)である。
- 覚え方のコツ: 「固有=固い仕事(収縮)」「特殊=特殊な電線(伝導)」と対比で覚える。
- 関連知識: 心房と心室の心筋は結合組織によって隔てられており、刺激伝導系によってのみ興奮が伝えられる。。心房・心室はそれぞれ機能的合胞体として働く。
- よくある間違い: 「固有心筋」と「特殊心筋」の名称と機能を逆に覚えてしまうことが多い。
| 心筋の種類 | 役割 | 具体例 |
|---|---|---|
| 固有心筋(作業心筋) | 収縮 | 心房筋、心室筋 |
| 特殊心筋 | 興奮の発生と伝導 | 洞房結節、房室結節、ヒス束、左右脚、プルキンエ線維 |
表: 固有心筋と特殊心筋の比較
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