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つむぐ指圧治療室 相模大野

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心周期における等容性収縮期について正しい記述はどれか

問題

心周期における等容性収縮期について正しい記述はどれか。

  1. 心室内圧は動脈圧より高い。
  2. 大動脈弁が閉じている。
  3. 心室内容積が増加する。
  4. 心室内に血液が流入する。

解答: 2(大動脈弁が閉じている。)

解説

  1. 誤り。等容性収縮期では心室内圧はまだ動脈圧より低い状態から上昇中である。心室内圧が動脈圧を超えると動脈弁が開き。動脈圧を超えるのは駆出期の開始時である。
  1. 正しい。等容性収縮期は心室の収縮が始まってから、動脈弁が開くまでの期間。すべての弁(房室弁と動脈弁)が閉じている状態で、心室が収縮する。この時期は房室弁も動脈弁もすべて閉鎖した状態であり、心室内容積は一定のまま心室内圧のみが急上昇する。心室内圧が動脈圧を超えると動脈弁が開き、駆出期に移行する。
  1. 誤り。等容性収縮期ではすべての弁が閉じているため、心室内容積は変化しない(「等容性」の意味)。
  1. 誤り。等容性収縮期では房室弁が閉じているため、心房から心室への血液流入は起こらない。血液が心室に流入するのは充満期である。

ポイント

  • 等容性収縮期はすべての弁が閉じた状態で心室が収縮し、心室内圧のみが上昇する時期である。
  • 覚え方のコツ: 「等容性=容積が等しい=弁が全部閉じている」と覚える。収縮期の「等容性→駆出」、拡張期の「等容性弛緩→充満」の4段階を順番にセットで暗記する。
  • 関連知識: 第I心音は等容性収縮期の開始時に房室弁が閉鎖することで発生する。第II心音は駆出期の終了時に動脈弁が閉鎖することで発生する(問題094参照)。
  • よくある間違い: 「等容性収縮期では心室内圧が動脈圧より高い」と混同しやすいが、動脈圧を超えるのは駆出期の開始時点である。
心周期の時期 房室弁 動脈弁 心室内圧 心室容積
(1) 等容性収縮期 上昇 一定
(2) 駆出期 上昇→低下 減少
(3) 等容性弛緩期 低下 一定
(4) 充満期 低い 増加

表: 心周期の各時期における弁と心室の状態

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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