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つむぐ指圧治療室 相模大野

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循環系における圧受容器反射について誤っている記述はどれか

問題

循環系における圧受容器反射について誤っている記述はどれか。

  1. 受容器は頚動脈洞や大動脈洞の血管壁にある。
  2. 短時間(秒単位)で作動する。
  3. 遠心路は交感神経および迷走神経である。
  4. 反射中枢は脊髄にある。

解答: 4(反射中枢は脊髄にある。)

解説

  1. 正しい。圧受容器(バロレセプター)は頸動脈洞と大動脈弓の血管壁に存在し、血管壁の伸展度(血圧変化)を感知する。
  1. 正しい。圧受容器反射は神経性の調節機構であるため、秒単位の短時間で作動する迅速な血圧調節機構である。体位変換時などの急激な血圧変化に対応する。
  1. 正しい。遠心路は交感神経(心拍数・心収縮力・血管収縮の調節)と副交感神経=迷走神経(心拍数の調節)である。血圧上昇時には交感神経活動が抑制され迷走神経活動が亢進して血圧を下降させる。
  1. 誤り。圧受容器反射の反射中枢は延髄の心臓血管中枢(血管運動中枢)にあり、脊髄ではない。求心路は頸動脈洞から舌咽神経(第IX脳神経)、大動脈弓から迷走神経(第X脳神経)を介して延髄に達する。延髄の反射中枢が遠心路(交感神経・迷走神経)を調節して血圧を制御する。

ポイント

圧受容器反射の反射中枢は「延髄」の心臓血管中枢であり、「脊髄」ではない。

  • 覚え方のコツ: 「圧受容器反射の3要素=受容器(頸動脈洞・大動脈弓)→中枢(延髄)→遠心路(交感神経・迷走神経)」をセットで覚える。
  • 関連知識: 圧受容器反射は循環調節の最も重要な神経性機構である。延髄は呼吸・循環・嚥下の中枢が集中する生命維持の要である(問629参照)。
  • よくある間違い: 「反射」というと脊髄反射を連想しやすいが、圧受容器反射は延髄が中枢の反射である。脊髄が中枢の反射は膝蓋腱反射(L2-4)や排尿反射の一部(S2-4)などである。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
反射弧の要素 圧受容器反射の詳細
受容器 頸動脈洞・大動脈弓の圧受容器
求心路 舌咽神経(IX)・迷走神経(X)
反射中枢 延髄(心臓血管中枢)
遠心路 交感神経・迷走神経
効果器 心臓・血管

表: 圧受容器反射の反射弧

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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