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つむぐ指圧治療室 相模大野

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平滑筋について正しい記述はどれか

問題

平滑筋について正しい記述はどれか。

  1. 横紋構造をもつ。
  2. 血管壁では合胞体として機能する。
  3. 骨格筋に比べゆっくり収縮する。
  4. 骨格筋に比べ筋疲労が起こりやすい。

解答: 3(骨格筋に比べゆっくり収縮する。)

解説

  1. 誤り。平滑筋にはアクチンとミオシンの規則的配列がないため横紋構造を持たない。横紋構造は骨格筋と心筋の特徴である。
  1. 誤り。血管壁の平滑筋は多ユニット型であり、個々の筋細胞が独立して神経支配を受けるため合胞体としては機能しない。合胞体(単ユニット型)として機能するのは消化管や子宮などの平滑筋であり、ギャップ結合を介して興奮が伝播する。
  1. 正しい。平滑筋は骨格筋に比べてゆっくり収縮するが、少ないエネルギー消費で持続的な収縮(トーヌス)を維持できるため疲労しにくい。このラッチ機構により、血管壁の緊張維持や消化管の蠕動運動など、長時間の収縮が可能となっている。
  1. 誤り。平滑筋は持続的収縮が可能であり、骨格筋に比べ筋疲労が起こりにくい。エネルギー効率が高く、少ないATP消費で収縮を維持できる。

ポイント

平滑筋は骨格筋に比べて収縮速度は遅いが、持続的収縮が可能で疲労しにくいという特徴が最重要である。

  • 覚え方のコツ: 「平滑筋=のんびり(遅い)だけど粘り強い(疲れにくい)」と擬人化して覚える。消化管や血管は24時間働き続けるため、疲れにくい平滑筋が適している。
  • 関連知識: 平滑筋の単ユニット型と多ユニット型の区別は重要である。単ユニット型(消化管・子宮)はギャップ結合で連結し自律的に収縮する。多ユニット型(虹彩・立毛筋・血管壁)は個別に神経支配を受ける。
  • よくある間違い: 「血管壁の平滑筋=合胞体」と誤解するケース。血管壁は多ユニット型であり、合胞体として機能するのは消化管平滑筋(単ユニット型)である。
  • 教科書では「b.平滑筋の特徴」の範囲に該当する。
特徴 単ユニット型平滑筋 多ユニット型平滑筋
分布 消化管、子宮、尿管 虹彩、立毛筋、血管壁
ギャップ結合 あり(合胞体として機能) 少ない(個別支配)
自発的収縮 あり なし
神経支配 全体が一斉に反応 個々の細胞が独立して反応

表: 単ユニット型と多ユニット型平滑筋の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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