問題
平均血圧が最も低いのはどれか。
- 細動脈
- 毛細血管
- 細静脈
- 大静脈
解答: 4(大静脈)
解説
- 誤り。細動脈は末梢血管抵抗が大きく血圧が大きく低下する部位だが、平均血圧はまだ比較的高い。→ 細動脈は抵抗血管とも呼ばれ、血流調節に重要である。
- 誤り。毛細血管の血圧は動脈側で約35mmHg、静脈側で約15mmHgである。→ 細動脈より低いが大静脈よりは高い。
- 誤り。細静脈の血圧は約15mmHg程度で毛細血管静脈側と同程度だが、大静脈よりは高い。→ 静脈系の中で最も高い圧を示す部分である。
- 正しい。血圧は大動脈で最も高く、末梢にいくにつれて低下し、大静脈ではほぼ0mmHgとなる。→ 血液は圧の高い方から低い方へ流れるため、右心房に戻る大静脈で最も低くなる。→ 選択肢の中では大静脈が最も心臓に近い静脈側であり、血圧が最低となる。
ポイント
- 血圧は「大動脈→動脈→細動脈→毛細血管→細静脈→静脈→大静脈」の順に低下し、大静脈でほぼ0mmHgとなる。
- 覚え方のコツ: 「血液は高圧から低圧へ流れる水のようなもの」→大動脈が最高地点、大静脈が最低地点とイメージする。
- 関連知識: 肺循環系でも同様に動脈から静脈へ向かって血圧が低下するが、肺動脈の血圧は大動脈に比べて著しく低い。
- よくある間違い: 細動脈を「抵抗が大きいから血圧が最も低い」と誤解すること。抵抗が大きいのは血圧の「低下幅」が大きいという意味であり、絶対値は大静脈の方が低い。
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