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つむぐ指圧治療室 相模大野

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尿細管で分泌される物質はどれか

問題

尿細管で分泌される物質はどれか。

  1. アンモニア
  2. ブドウ糖
  3. アミノ酸
  4. ナトリウムイオン

解答: 1(アンモニア)

解説

  1. 正しい。アンモニア(NH3)は尿細管上皮細胞(主に近位尿細管と集合管)でグルタミンの脱アミノ反応により生成され、尿細管腔に分泌される。分泌されたアンモニアは管腔内のH+と結合してアンモニウムイオン(NH4+)となり、酸の排泄に寄与する。この機構は体液の酸塩基平衡(pH調節)に不可欠である。アンモニアのほかにH+、K+、尿酸、クレアチニン、パラアミノ馬尿酸(PAH)なども尿細管から分泌される。
  1. 誤り。ブドウ糖は糸球体で濾過された後、近位尿細管のSGLTによりほぼ100%再吸収される物質であり、分泌はされない。
  1. 誤り。アミノ酸も近位尿細管でNa+との共輸送によりほぼ完全に再吸収される物質であり、分泌はされない。
  1. 誤り。Na+は尿細管のほぼ全域で再吸収される物質であり、尿細管から分泌される物質ではない。

ポイント

  • 尿細管で分泌される物質の代表はアンモニア(NH3)であり、H+との結合によりNH4+として酸の排泄を担う。
  • 覚え方のコツ: 「再吸収=体に必要なもの(糖・アミノ酸・Na+・水)」「分泌=不要なもの・酸排泄(NH3・H+・PAH)」と目的で分類すると覚えやすい。
  • 関連知識: NH3/NH4+による酸排泄は、HCO3-の再吸収とともに腎臓による酸塩基平衡調節の柱である。
  • よくある間違い: 「分泌」と「排泄」を混同しやすい。分泌は血液側から尿細管腔側への物質輸送であり、排泄は最終的に尿として体外に出ることである。
  • 教科書では「c.尿細管の再吸収」の範囲に該当する。
物質 尿細管での動態 機能的意義
NH3(アンモニア) 分泌 H+と結合しNH4+として酸を排泄
H+(水素イオン) 分泌 酸塩基平衡の維持
K+(カリウムイオン) 再吸収+分泌 遠位尿細管でアルドステロン依存性に分泌
PAH 分泌 有機酸の排泄、腎血漿流量の測定に利用
ブドウ糖 再吸収のみ 近位尿細管でほぼ100%回収
アミノ酸 再吸収のみ 近位尿細管でほぼ100%回収

表: 尿細管における主な物質の動態

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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