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つむぐ指圧治療室 相模大野

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小脳の機能として誤っているのはどれか

問題

小脳の機能として誤っているのはどれか。

  1. 協調運動の調節
  2. 身体の平衡保持
  3. 熟練した運動の記憶
  4. 情動行動の発現

解答: 4(情動行動の発現)

解説

  1. 正しい。小脳は随意運動の協調性を調節し、滑らかで正確な運動を可能にする。小脳障害では測定障害(ディスメトリア)や運動分解が生じる。
  1. 正しい。小脳の前庭小脳(片葉小節葉)は前庭器からの情報を処理し、身体の平衡保持・姿勢制御に関与する。障害では体幹失調や歩行時の動揺が生じる。
  1. 正しい。小脳は運動学習に関与し、反復練習により獲得された熟練した運動パターン(小脳性運動記憶)を記憶する。自転車の乗り方や楽器の演奏などの手続き記憶に関係する。
  1. 誤り。情動行動の発現は大脳辺縁系(扁桃体、帯状回など)や視床下部の機能であり、小脳の機能ではない。小脳の3大機能は「協調運動の調節」「身体の平衡保持」「筋緊張の調節」であり、小脳障害では運動失調、企図振戦、測定障害、構音障害(断綴性言語)、眼振などが出現する。

ポイント

小脳の機能は「協調運動の調節・平衡維持・筋緊張の調節・運動学習」であり、情動行動は大脳辺縁系・視床下部の機能である。

  • 覚え方のコツ: 「小脳=運動の”調整役”」と覚える。小脳自体は運動を起こさないが、運動の滑らかさ・正確さ・バランスを調整する。「情動=辺縁系」と区別する。
  • 関連知識: 問640(視床下部の機能)、問667(大脳辺縁系)とセットで学習する。小脳障害の臨床症状として企図振戦(目標に近づくほど振戦が増大)は頻出である。
  • よくある間違い: 小脳の「運動学習」と大脳辺縁系(海馬)の「宣言的記憶」を混同しやすい。小脳は手続き記憶(体で覚える記憶)、海馬はエピソード記憶・宣言的記憶に関与する。
  • 教科書では「b.大脳辺縁系」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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