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つむぐ指圧治療室 相模大野

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小脳の働きはどれか

問題

小脳の働きはどれか。

  1. 心機能の調節
  2. 空腹感の発生
  3. 運動の調節
  4. 情動行動の発現

解答: 3(運動の調節)

解説

  1. 誤り。心機能の調節は延髄の心臓血管中枢(循環中枢)が担う機能であり、小脳の機能ではない。
  1. 誤り。空腹感の発生は視床下部の外側野(摂食中枢)の機能である。視床下部の腹内側核は満腹中枢として働く。
  1. 正しい。小脳は協調運動の制御、平衡の維持、運動の学習、姿勢の制御を担う中枢である。大脳皮質からの運動指令と末梢からの感覚情報(固有感覚・前庭感覚など)を統合し、滑らかで正確な運動を実現する。小脳障害では運動失調、企図振戦、測定障害(過大・過小な運動)、断綴性発語、歩行障害などが生じるが、筋力低下は起こらない。
  1. 誤り。情動行動の発現は大脳辺縁系(扁桃体・帯状回・海馬など)の機能であり、小脳の機能ではない。

ポイント

小脳は運動の調節(協調運動・平衡維持・運動学習・姿勢制御)を担い、障害されても筋力低下は生じない。

  • 覚え方のコツ: 「小脳=小さな運動監督」→ 運動の指令を出すのは大脳だが、微調整するのが小脳と覚える。
  • 関連知識: 小脳障害と大脳基底核障害の違いに注意。小脳障害は企図振戦(目標に近づくと震える)、大脳基底核障害(パーキンソン病)は安静時振戦(動かない時に震える)である。
  • よくある間違い: 小脳を「運動の開始」に関与すると誤解しやすいが、運動の開始(随意運動の企画・発動)は大脳皮質の運動野が担い、小脳は運動の微調整・修正を行う。
  • 教科書では「b.大脳辺縁系」の範囲に該当する。
部位 主な機能
大脳皮質運動野 随意運動の発動
小脳 運動の協調・平衡・学習
大脳基底核 運動の調節(開始・抑制)
視床下部 自律神経・内分泌・摂食・体温調節
延髄 呼吸・循環・嚥下の中枢
大脳辺縁系 情動・記憶

表: 脳の各部位と主な機能

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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