MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

安静状態の高齢者で低下しているのはどれか

問題

安静状態の高齢者で低下しているのはどれか。

  1. 腎血流量
  2. 血糖値
  3. 体液の浸透圧
  4. 体液のpH

解答: 1(腎血流量)

解説

  1. 正しい。加齢に伴い腎血流量は明確に低下する。高齢者では腎臓の糸球体数が減少(硬化糸球体の増加)し、腎動脈の動脈硬化も加わるため、腎血流量は若年成人の約50〜70%にまで低下する。これに伴い糸球体濾過量(GFR)も低下し、薬物の排泄遅延など臨床上重要な影響が生じる。腎血流量の低下は加齢に伴う最も顕著な生理的変化の一つである。
  1. 誤り。血糖値は加齢に伴いむしろやや上昇傾向にある。高齢者ではインスリン感受性の低下(耐糖能低下)が起こりやすいためである。
  1. 誤り。体液の浸透圧は恒常性維持機構(ADH分泌と口渇中枢)により正常範囲(約290mOsm/L前後)に維持される。
  1. 誤り。体液のpHは緩衝系(重炭酸緩衝系・リン酸緩衝系・タンパク緩衝系)、肺(CO2排泄)、腎臓(H+排泄・HCO3-再吸収)の3つの調節機構により正常範囲(7.35〜7.45)に維持される。

ポイント

  • 加齢に伴い腎血流量とGFRは低下するが、血糖値・浸透圧・pHは恒常性維持機構により正常範囲に保たれる。
  • 覚え方のコツ: 「高齢者で低下する腎機能」として「腎血流量↓・GFR↓・ネフロン数↓・濃縮力↓」をセットで覚える。恒常性が維持されるもの(血糖・pH・浸透圧)と対比する。
  • 関連知識: 高齢者の腎機能低下は薬物動態に大きく影響する。腎排泄型薬物は投与量の調節が必要となる場合がある。
  • よくある間違い: 「高齢者では血糖値も低下する」と思いがちだが、耐糖能低下によりむしろ血糖値は上昇傾向にある。
  • 教科書では「a.体液のpH調節」の範囲に該当する。
項目 高齢者での変化 理由
腎血流量 低下 糸球体数減少、動脈硬化
GFR 低下 腎血流量低下に伴う
血糖値 やや上昇傾向 耐糖能低下
体液浸透圧 正常範囲維持 ADH・口渇中枢による調節
体液pH 正常範囲維持 緩衝系・肺・腎臓による調節

表: 高齢者における主な生理的パラメータの変化

『理由で解く 生理学』 Kindle版

本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

Kindle Unlimitedでも使えます。

理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問

https://www.amazon.co.jp/dp/B0GQ6NZ797

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次