問題
安静時の腎血流量は心拍出量の約何%か。
- 0.05
- 0.1
- 0.25
- 0.5
解答: 3(0.25)
解説
- 誤り。5%は腎血流量としては少なすぎる。脳への血流量(約15%)よりもさらに少ない値であり、腎臓には当てはまらない。
- 誤り。10%は肝臓への血流量に近い値であるが、腎血流量としてはやや少ない。
- 正しい。安静時の腎血流量は心拍出量の約25%(約1/4)を占め、約1.0〜1.2L/分に相当する。腎臓は両側合わせて体重の約0.4%に過ぎないが、心拍出量の約1/4という非常に多くの血液を受ける。これは効率的な糸球体ろ過と尿の生成に必要な血流量を確保するためである。心拍出量が約5L/分とすると、その約25%(1.25L/分)が腎臓に流れる計算となる。また、腎血流量は血圧80〜200mmHgの範囲で自己調節される。
- 誤り。50%は心拍出量の半分であり、全身の血流配分として腎臓にこれほど多くの血液が流れることはない。
ポイント
- 安静時の腎血流量は心拍出量の約25%(約1/4)であり、臓器当たりの血流量としては最大級である。
- 覚え方のコツ: 「腎臓=心拍出量の1/4(25%)」と数値で覚える。主要臓器の血流配分は「腎25%>消化管25%>筋15%>脳15%」の順で頻出。
- 関連知識: 腎血流量の自己調節(80〜200mmHg)は第7章B節で扱われる。輸入細動脈の筋原性反応と尿細管糸球体フィードバックが関与する。
- よくある間違い: 「腎臓は小さい臓器だから血流量も少ない」と考えがちだが、体重比ではなく心拍出量の約25%という大量の血流を受ける点が重要。
- 教科書では「b.腎血流量 (RBF)」の範囲に該当する。
| 臓器 | 心拍出量に占める割合 | 血流量の目安 |
|---|---|---|
| 腎臓 | 約25% | 約1.0〜1.2L/分 |
| 消化管・肝臓 | 約25% | 約1.2L/分 |
| 骨格筋(安静時) | 約15% | 約0.75L/分 |
| 脳 | 約15% | 約0.75L/分 |
| 冠動脈(心筋) | 約5% | 約0.25L/分 |
| 皮膚 | 約5% | 約0.25L/分 |
表: 安静時の主要臓器への血流配分
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