問題
安静時の循環血液量が最も多いのはどれか。
- 脳
- 肝 臓
- 骨格筋
- 心 臓
解答: 2(肝 臓)
解説
- 誤り。脳は心拍出量の約15%を受けるが、肝臓より少ない。
- 正しい。安静時に循環血液量が最も多い臓器は肝臓であり、心拍出量の約25〜30%を受け取る。図2-6に「安静時における心拍出量の各器官への分布を百分率で示す」とあり、肝臓は門脈(消化管からの血液)と肝動脈という二重の血液供給を受けるため、安静時の血流量が最大となる。
- 誤り。骨格筋は安静時には心拍出量の約15〜20%を受けるが、運動時には血流量が大幅に増加する。
- 誤り。心臓(冠循環)は心拍出量の約5%を受け、臓器の中では比較的少ない。
ポイント
- 安静時の臓器別血流量は肝臓(約25〜30%)が最大であり、門脈と肝動脈の二重供給がその理由である。
- 覚え方のコツ: 「安静時は肝臓が一番」と覚える。運動時は骨格筋が逆転して最大になる。
- 関連知識: 体循環によって組織へのO₂や栄養素の供給、組織からのCO₂や老廃物の除去が行われる。、各臓器の代謝需要に応じて血流が配分される。
- よくある間違い: 骨格筋は体重に占める割合が大きいため最も血流が多いと考えがちだが、安静時は肝臓が最大である。運動時と安静時で血流配分が異なることに注意する。
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