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つむぐ指圧治療室 相模大野

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好中球について正しいのはどれか

問題

好中球について正しいのはどれか。

  1. 抗体を産生する。
  2. 異物を貪食する。
  3. リンパ球に抗原提示する。
  4. ヒスタミンを分泌する。

解答: 2(異物を貪食する。)

解説

  1. 誤り。抗体を産生するのはB細胞から分化した形質細胞であり、好中球には抗体産生能がない。
  1. 正しい。好中球は白血球中最も多い細胞(50〜70%)であり、血管外に遊走して細菌などの異物を非特異的に貪食・殺菌する自然免疫の第一線の防御細胞である。好中球は活性酸素種やリソソーム酵素(ミエロペルオキシダーゼなど)を用いて取り込んだ病原体を殺菌する。感染初期に最も迅速に炎症部位に集まる白血球である。
  1. 誤り。リンパ球への抗原提示を行う主要な細胞(抗原提示細胞:APC)はマクロファージと樹状細胞であり、好中球は主要な抗原提示細胞ではない。
  1. 誤り。ヒスタミンを分泌するのは肥満細胞(マスト細胞)と好塩基球であり、好中球ではない。

ポイント

好中球の主な機能は「貪食による殺菌」であり、抗体産生・抗原提示・ヒスタミン分泌はそれぞれ別の細胞の機能である。

  • 覚え方のコツ: 「好中球は最多の食べる兵隊」と覚える。白血球中最も数が多く(50〜70%)、最も早く感染部位に駆けつけて細菌を貪食する「先発部隊」である。
  • 関連知識: 好中球と機能が似ているのはマクロファージであるが、マクロファージは貪食に加えて抗原提示も行う点が異なる。好中球は貪食後に死滅して膿を形成するが、マクロファージは長期間生存して繰り返し貪食できる。
  • よくある間違い: 好中球も「食べる」マクロファージも「食べる」ため、好中球にも抗原提示能があると誤認しやすい。好中球は貪食専門であり、抗原提示は行わない。
  • 教科書では「c.白血球の働き」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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