問題
女性の性周期においてプロゲステロンの分泌が最も亢進する時期はどれか。
- 卵胞期
- 排卵期
- 分泌期
- 月経期
解答: 3(分泌期)
解説
- 誤り。卵胞期にはプロゲステロンの分泌はほとんどなく、FSHの作用で卵胞が成熟しエストロゲンが優位となる時期である。
- 誤り。排卵期にプロゲステロンは上昇し始めるが、最も亢進するのは排卵後の分泌期(黄体期)である。
- 正しい。プロゲステロンは排卵後に形成される黄体から大量に分泌され、分泌期(黄体期)に血中濃度が最も高くなる。プロゲステロンは子宮内膜を分泌期に移行させ、グリコーゲンや脂質を蓄えて受精卵の着床に適した環境を整える。また視床下部の体温調節中枢に作用してセットポイントを上昇させ、基礎体温の高温期をもたらす。
- 誤り。月経期には黄体が退化(白体化)しプロゲステロン分泌は低下しており、その結果として子宮内膜が脱落し月経が起こる。
ポイント
プロゲステロンの分泌が最も亢進するのは分泌期(黄体期)であり、「分泌期」の名称自体がプロゲステロンの作用による子宮内膜の分泌活性を反映している。
- 覚え方のコツ: 「”分泌”期=プロゲステロンが最も”分泌”される時期」→ 時期の名称と一致させて覚える。
- 関連知識: 黄体の寿命は約14日であり、妊娠が成立しなければ黄体は退縮して白体となる。妊娠が成立するとhCGにより黄体が維持され、プロゲステロン分泌が持続する。
- よくある間違い: 「卵胞期」と「分泌期」で優位なホルモンを混同しやすい。卵胞期=エストロゲン優位、分泌期=プロゲステロン優位と整理する。
- 教科書では「b.女性生殖器」の範囲に該当する。
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