問題
大蠕動が起こるのはどれか。
- 食 道
- 胃
- 小 腸
- 大 腸
解答: 4(大 腸)
解説
- 誤り。食道では蠕動運動により食塊を胃に向かって移送するが、大蠕動は起こらない。
- 誤り。胃では毎分約3回の蠕動運動が起こり食物を攪拌・混和するが、大蠕動は起こらない。
- 誤り。小腸では分節運動・振子運動・蠕動運動の3種類の運動が起こるが、大蠕動は起こらない。
- 正しい。大蠕動は大腸(結腸)に特有の運動である。横行結腸からS状結腸にかけての広範囲の平滑筋が同時に収縮し、内容物を一気に直腸へ運ぶ。1日数回起こり、しばしば摂食後数分以内に生じる。これは胃の充満によって引き起こされる胃-大腸反射によるものである。大腸にはこのほか、分節運動、蠕動運動、逆蠕動もみられる。
ポイント
- 大蠕動は大腸(横行結腸〜S状結腸)に特有の運動であり、胃-大腸反射により摂食後に起こり、排便の契機となる。
- 覚え方のコツ: 「”大”蠕動は”大”腸」と名前の”大”で直結させて覚える。
- 関連知識: 大腸の逆蠕動は盲腸から上行結腸にかけて起こり、水分吸収の時間を稼ぐ役割を持つ。大腸の副交感神経支配は主に骨盤神経が担う。
- よくある間違い: 蠕動運動は消化管全体に共通する運動であるが、大蠕動は大腸に限定される点を混同しないこと。
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