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つむぐ指圧治療室 相模大野

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大脳辺縁系について誤っているのはどれか

問題

大脳辺縁系について誤っているのはどれか。

  1. 性行動への関与
  2. 自律機能の調節
  3. 感覚情報の統合
  4. 摂食行動への関与

解答: 3(感覚情報の統合)

解説

  1. 正しい。大脳辺縁系は本能行動の一つである性行動に深く関与する。視床下部と連携して性ホルモン分泌の調節や性行動の発現に関わる。
  1. 正しい。大脳辺縁系は視床下部と密接に連携し、情動に伴う自律機能の調節(心拍数・血圧・呼吸の変化など)に関与する。恐怖や怒りの情動が生じると自律神経系の反応が引き起こされる。
  1. 誤り。感覚情報の統合は大脳皮質の連合野(特に頭頂連合野)の機能であり、大脳辺縁系の主要機能ではない。頭頂連合野は視覚・聴覚・体性感覚などの多種感覚情報を統合して空間認知を行う。大脳辺縁系の主要機能は情動(扁桃体:恐怖・不安)、記憶形成(海馬:エピソード記憶・宣言的記憶)、本能行動(性行動・摂食行動・闘争・逃走)の調節である。
  1. 正しい。大脳辺縁系は摂食行動など本能的な行動の発現に関与する。視床下部の摂食中枢・満腹中枢と連携して食欲や食行動を調節する。

ポイント

大脳辺縁系の機能は「情動・記憶(海馬)・本能行動(性・摂食・闘争)」であり、感覚情報の統合は連合野の機能である。

  • 覚え方のコツ: 「辺縁系=情動+記憶+本能」の3点セットで覚える。「感覚の統合=連合野」と明確に区別する。
  • 関連知識: 問639(本能行動の中枢)、問640(視床下部の機能)、問658(大脳の組合せ)、問665(小脳の機能)とセットで各脳部位の機能を横断的に整理する。
  • よくある間違い: 大脳辺縁系の「記憶」機能を「感覚情報の統合」と混同しやすい。辺縁系(海馬)が担うのはエピソード記憶・宣言的記憶の形成であり、感覚の統合処理は連合野が担う。
  • 教科書では「b.大脳辺縁系」の範囲に該当する。
脳部位 主な機能
大脳辺縁系 情動(扁桃体)、記憶(海馬)、本能行動
連合野 感覚情報の統合、思考、判断、計画
視床下部 自律神経の最高中枢、体温調節、摂食、内分泌
小脳 協調運動、平衡維持、筋緊張調節
大脳基底核 随意運動の調節(錐体外路系)

表: 各脳部位の主な機能の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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