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つむぐ指圧治療室 相模大野

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大脳皮質の機能局在について正しいのはどれか

問題

大脳皮質の機能局在について正しいのはどれか。

  1. 運動野は側頭葉上部にある。
  2. 聴覚野は中心前回にある。
  3. 視覚野は前頭葉下部にある。
  4. 体性感覚野は中心後回にある。

解答: 4(体性感覚野は中心後回にある。)

解説

  1. 誤り。運動野(一次運動野)は前頭葉の中心前回(ブロードマン4野)に位置する。側頭葉上部は聴覚野の所在地であり、運動野とは異なる。
  1. 誤り。聴覚野(一次聴覚野)は側頭葉の上側頭回(横側頭回・ヘシュル回、ブロードマン41・42野)に位置する。中心前回は一次運動野の所在地である。
  1. 誤り。視覚野(一次視覚野)は後頭葉の鳥距溝周囲(ブロードマン17野)に位置する。前頭葉下部にはブローカ野(運動性言語中枢、ブロードマン44・45野)がある。
  1. 正しい。体性感覚野(一次体性感覚野)は頭頂葉の中心後回(ブロードマン3・1・2野)に位置する。中心溝の後方に位置し、対側の体表からの触覚・圧覚・温度覚・痛覚などの体性感覚情報を処理する。ペンフィールドの感覚ホムンクルスに示されるように体部位の再現地図が存在し、手指・口唇・舌の皮質領域が体表面積に比して大きいのが特徴である。

ポイント

大脳皮質の機能局在は、体性感覚野=中心後回(頭頂葉)、運動野=中心前回(前頭葉)、視覚野=後頭葉、聴覚野=側頭葉と整理して覚える。

  • 覚え方のコツ: 「中心溝の前=運動(前に進む=運動)、後=感覚(後で感じる)」と覚える。「後頭葉=”後ろ(後頭)で見る(視覚)”」「側頭葉=”横(側)で聴く(聴覚)”」とイメージする。
  • 関連知識: 問859・861・892(大脳皮質の機能局在)と繰り返し出題される最頻出テーマである。ブローカ野(前頭葉下部・運動性言語中枢)とウェルニッケ野(側頭葉・感覚性言語中枢)の位置も合わせて整理しておく。
  • よくある間違い: 運動野と体性感覚野の位置を中心溝の前後で取り違えやすい。「中心前回=運動、中心後回=感覚」を確実に覚える。また視覚野を前頭葉と誤答しやすいが、視覚野は後頭葉である。
  • 教科書では「b.感覚の一般的性質」の範囲に該当する。
大脳皮質の領域 機能 所在地(葉) ブロードマン領野
一次運動野 随意運動 前頭葉(中心前回) 4野
一次体性感覚野 体性感覚 頭頂葉(中心後回) 3・1・2野
一次視覚野 視覚 後頭葉(鳥距溝周囲) 17野
一次聴覚野 聴覚 側頭葉(上側頭回) 41・42野
ブローカ野 運動性言語 前頭葉下部 44・45野
ウェルニッケ野 感覚性言語 側頭葉(上側頭回後部) 22野

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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