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つむぐ指圧治療室 相模大野

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嚥下運動について誤っている記述はどれか

問題

嚥下運動について誤っている記述はどれか。

  1. 中枢は延髄にある。
  2. 口腔相は随意運動である。
  3. 咽頭相は随意運動である。
  4. 食道相は反射運動である。

解答: 3(咽頭相は随意運動である。)

解説

  1. 正しい。第2、3相は延髄の嚥下中枢によって調節される反射運動である。嚥下中枢は延髄に存在する。
  1. 正しい。第1相は随意運動。口腔相では舌を使って食塊を咽頭に送る随意運動が行われる。
  1. 誤り。咽頭相(第2相)は随意運動ではなく反射運動である。食塊が咽頭粘膜に触れることによって起こる反射運動であり、延髄の嚥下中枢によって調節される。軟口蓋の挙上により鼻腔が、喉頭蓋の閉鎖により気管が、舌根の押し上げにより口腔が塞がれ、咽頭内圧が上昇して食塊は食道へ送られる。この間1〜2秒、呼吸は抑えられる。
  1. 正しい。食道相(第3相)は食道の蠕動運動による反射運動であり、延髄の嚥下中枢によって調節される。

ポイント

  • 嚥下運動は3相に分けられ、第1相(口腔相)のみが随意運動、第2相(咽頭相)と第3相(食道相)は延髄の嚥下中枢が調節する反射運動である。
  • 覚え方のコツ: 「口は意志で動かせる(随意)が、のど(咽頭)から先は自動(反射)」と覚える。第1相だけが随意運動である。
  • 関連知識: 咽頭相で喉頭蓋が閉鎖されるのは誤嚥(食物の気管内流入)を防ぐためである。嘔吐時にも喉頭蓋は閉鎖して吐物の気管内流入を防ぐ。
  • よくある間違い: 「咽頭相」と「食道相」の区別を曖昧にしやすい。咽頭相は食塊が咽頭粘膜に触れて起こる反射、食道相は食道の蠕動運動による反射と区別する。
嚥下運動の3相
別名 運動の種類 機序
第1相 口腔相 随意運動 舌で食塊を咽頭に送る
第2相 咽頭相 反射運動 嚥下反射により食塊が食道に送られる(1〜2秒、呼吸停止)
第3相 食道相 反射運動 食道の蠕動運動により食塊が胃に移送される

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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