問題
呼吸性アシドーシスと診断されたヒトの血液のpHとして最も適切なのはどれか。
- 7.25
- 7.35
- 7.45
- 7.55
解答: 1(7.25)
解説
- 正しい。呼吸性アシドーシスは肺でのCO2排出が不十分なためにPaCO2が上昇し、血液pHが正常範囲(7.35〜7.45)を下回って酸性側に傾いた状態である。→pH 7.25は7.35未満であり、アシドーシスに該当する。→原因としてはCOPD、呼吸筋麻痺、気道閉塞などがある。
- 誤り。pH 7.35は正常範囲の下限である。→明確なアシドーシスの診断にはこの値を下回る必要がある。
- 誤り。pH 7.45は正常範囲の上限である。→酸性側ではなくアルカリ側の境界値にあたる。
- 誤り。pH 7.55は正常範囲を超えてアルカリ側に偏っている。→これはアルカローシスの状態を示す値である。
ポイント
- アシドーシスではpHが7.35未満に低下し、アルカローシスではpHが7.45を超えて上昇する。正常血液pHは7.35〜7.45である。
- 覚え方のコツ: 「アシド=酸=pH下がる(7.35未満)」「アルカロ=アルカリ=pH上がる(7.45超)」と語源で覚える。呼吸性はCO2、代謝性はHCO3-が原因。
- 関連知識: 呼吸性アシドーシスでは腎臓がHCO3-の再吸収を増やして代償する。代謝性アシドーシスでは肺が過換気でCO2排出を増やして代償する。
- よくある間違い: 7.35を「アシドーシス」と判断してしまうこと。7.35は正常下限であり、明確なアシドーシスはこれを下回る値(7.25など)である。
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