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つむぐ指圧治療室 相模大野

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味覚について誤っている記述はどれか

問題

味覚について誤っている記述はどれか。

  1. 味蕾で感受される。
  2. 求心性線維は舌下神経である。
  3. 亜鉛の欠乏で味覚障害が生じる。
  4. 順応が起こりやすい。

解答: 2(求心性線維は舌下神経である。)

解説

  1. 正しい。味覚は舌の乳頭(茸状・有郭・葉状乳頭)に存在する味蕾内の味細胞で感受される。味蕾は約50〜100個の味細胞からなる。
  1. 誤り。味覚の求心性神経は舌下神経(第XII脳神経)ではなく、舌前2/3は顔面神経(鼓索神経・第VII脳神経)、舌後1/3は舌咽神経(第IX脳神経)、喉頭蓋付近は迷走神経(第X脳神経)が担う。舌下神経は舌の運動(舌筋の収縮)を支配する運動神経であり、味覚(感覚)には関与しない。
  1. 正しい。亜鉛は味蕾の細胞更新(ターンオーバー)に必要な微量元素であり、亜鉛欠乏では味細胞の正常な再生が障害されて味覚障害が生じる。薬剤性の味覚障害でも亜鉛キレート作用が関与する場合がある。
  1. 正しい。味覚は比較的順応が起こりやすい感覚であり、同じ味に持続的にさらされると感度が低下する。

ポイント

舌下神経(XII)は舌の運動神経であり、味覚の求心性神経(顔面VII・舌咽IX・迷走X)とは全く異なる。

  • 覚え方のコツ: 「舌下=舌の下で動かす(運動神経)」「味は顔面(VII)が前、舌咽(IX)が後ろ」と機能を分けて覚える。
  • 関連知識: 味覚障害は亜鉛欠乏のほか、薬剤性(利尿薬・降圧薬など)、加齢、放射線療法でも生じる。臨床医学との接点として重要である。
  • よくある間違い: 舌下神経(XII)と舌咽神経(IX)の機能を混同しやすい。舌下=運動、舌咽=感覚(味覚+咽頭感覚)+運動(咽頭筋)と整理する。
  • 教科書では「b.味覚の受容器と伝導路」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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