問題
受容器と求心性線維との組合せで誤っているのはどれか。
- ゴルジ腱器官 – Ⅰb 群求心性線維
- パチニ小体 – Ⅱ群求心性線維
- 筋紡錘 – Ⅲ群求心性線維
- 侵害受容器 – Ⅳ群求心性線維
解答: 3(筋紡錘 – Ⅲ群求心性線維)
解説
- 正しい。ゴルジ腱器官の求心性線維はIb群(太い有髄線維)であり、筋の張力を検出して腱反射(逆伸展反射)に関与する。正しい組合せである。
- 正しい。パチニ小体の求心性線維はII群(Aβ線維)であり、振動覚や深部圧覚を伝導する。正しい組合せである。
- 誤り。筋紡錘の求心性線維はIa群(一次終末、太い有髄線維)およびII群(二次終末)であり、III群ではない。Ia群は筋の伸展速度と長さを検出し、伸張反射の求心路を構成する。III群線維(Aδ線維相当)は細い有髄線維で、筋の自由神経終末からの痛覚・圧覚の伝導に関与する。
- 正しい。侵害受容器(自由神経終末)の求心性線維にはIV群(C線維、無髄)が含まれ、遅い鈍痛を伝導する。正しい組合せである。
ポイント
筋紡錘の求心性線維はIa群(一次終末)とII群(二次終末)であり、III群ではない。
- 覚え方のコツ: 「筋紡錘は一番太い(Ia群)線維で速く伝える」→Ia群は最も太い求心性線維であり、伸張反射の速さに対応する。I→II→III→IVの順に太い→細い、速い→遅いとなる。
- 関連知識: 運動の章で学ぶ伸張反射の求心路はIa群、逆伸展反射の求心路はIb群である。求心性線維の分類は感覚と運動の両方の章で横断的に出題される。
- よくある間違い: 筋紡錘の線維をIII群と誤解しやすい。III群は自由神経終末からの細い有髄線維(Aδ相当)であり、筋紡錘とは無関係である。
- 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
| 受容器 | 求心性線維 | 線維の太さ |
|---|---|---|
| 筋紡錘(一次終末) | Ia群 | 最も太い(有髄) |
| ゴルジ腱器官 | Ib群 | 太い(有髄) |
| パチニ小体 | II群(Aβ) | やや太い(有髄) |
| 自由神経終末(痛覚) | III群(Aδ)/ IV群(C) | 細い〜無髄 |
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