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副腎皮質ホルモンについて誤っているのはどれか

問題

副腎皮質ホルモンについて誤っているのはどれか。

  1. ステロイド型ホルモン
  2. コレステロールの合成
  3. 抗炎症作用
  4. 電解質代謝の調節

解答: 2(コレステロールの合成)

解説

  1. 正しい。副腎皮質ホルモン(コルチゾール、アルドステロン等)はコレステロールから合成されるステロイド型ホルモンである。
  1. 誤り。副腎皮質ホルモンの作用に「コレステロールの合成」は含まれない。副腎皮質ホルモンはコレステロールを「原料」として合成されるが、コレステロール自体を合成する作用は持たない。コレステロールの合成は主に肝臓で行われる(HMG-CoA還元酵素が律速酵素)。「原料がコレステロール」と「コレステロールを合成する」は全く異なる意味である。
  1. 正しい。糖質コルチコイド(コルチゾール)は強力な抗炎症・免疫抑制作用を持つ。臨床でステロイド薬として広く使用される。
  1. 正しい。鉱質コルチコイド(アルドステロン)は腎臓の遠位尿細管でNa+再吸収とK+排泄を促進し、電解質代謝を調節する。

ポイント

副腎皮質ホルモンはコレステロールを「原料」として合成されるが、コレステロールを「合成する」わけではない。

  • 覚え方のコツ: 副腎皮質ホルモンの3つの作用を整理する。糖質コルチコイド=「血糖上昇+抗炎症」、鉱質コルチコイド=「電解質調節(Na再吸収・K排泄)」、副腎アンドロジェン=「性ホルモン作用」。
  • 関連知識: ステロイドホルモンは全てコレステロールから合成される(副腎皮質ホルモン+性ホルモン)。コレステロール合成の場は肝臓であり、副腎皮質ではない。
  • よくある間違い: 「コレステロールから合成される」と「コレステロールを合成する」の混同。前者は原料の話、後者は産物の話であり、意味が逆である。
  • 教科書では「g.副腎のホルモン」の範囲に該当する。
種類 代表ホルモン 分泌層 主な作用
糖質コルチコイド コルチゾール 束状層 血糖上昇、抗炎症、免疫抑制
鉱質コルチコイド アルドステロン 球状層 Na+再吸収促進、K+排泄促進
副腎アンドロジェン DHEA等 網状層 弱い男性化作用

表: 副腎皮質ホルモンの分類

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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