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つむぐ指圧治療室 相模大野

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副交感神経性唾液分泌について誤っている記述はどれか

問題

副交感神経性唾液分泌について誤っている記述はどれか。

  1. 漿液性唾液が分泌される。
  2. 耳下腺は分泌器官の1 つである。
  3. 分泌中枢は視床下部にある。
  4. 条件反射によって分泌亢進が起こる。

解答: 3(分泌中枢は視床下部にある。)

解説

  1. 誤り。副交感神経刺激により漿液性で消化酵素(アミラーゼなど)に富み、量の多いサラサラした唾液が分泌される。
  1. 誤り。耳下腺は顎下腺・舌下腺とともに三大唾液腺の一つであり、副交感神経(舌咽神経由来)の支配を受けて唾液を分泌する。
  1. 正しい。唾液分泌の反射中枢は延髄の上唾液核・下唾液核に存在し、視床下部ではない。視床下部は自律神経の最高中枢として体温調節や摂食行動などを制御するが、唾液分泌の直接の反射中枢は延髄にある。延髄の唾液核から副交感神経線維が出て、顔面神経を経由して顎下腺・舌下腺を、舌咽神経を経由して耳下腺を支配する。
  1. 誤り。パブロフの犬の実験で知られるように、条件反射(学習による反射)によっても唾液分泌が亢進する。

ポイント

唾液分泌の反射中枢は延髄(上唾液核・下唾液核)であり、視床下部ではない。

  • 覚え方のコツ: 「唾液=延髄」と覚える。嚥下・嘔吐・唾液分泌はすべて延髄が反射中枢。視床下部は「体温・摂食・飲水・ホルモン」の中枢と整理する。
  • 関連知識: 交感神経刺激でも唾液は分泌されるが、少量の粘液性(ねばねば)唾液となる。緊張時に口が渇くのは交感神経優位になるためである。パブロフの条件反射は大脳皮質の関与を示す例でもある。
  • よくある間違い: 視床下部が自律神経の「最高中枢」であるため、唾液分泌中枢も視床下部にあると誤解すること。最高中枢と直接の反射中枢は異なる。
  • 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
唾液の種類 支配神経 唾液の性状 分泌量
副交感神経性 副交感神経 漿液性(サラサラ) 多い
交感神経性 交感神経 粘液性(ねばねば) 少ない

表: 自律神経と唾液分泌の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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