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つむぐ指圧治療室 相模大野

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内臓痛の特徴について誤っている記述はどれか

問題

内臓痛の特徴について誤っている記述はどれか。

  1. 局在が明らかである。
  2. 持続性のうずく痛みである。
  3. 吐き気を伴うことがある。
  4. 腸間膜を伸展した際に痛みが起こる。

解答: 1(局在が明らかである。)

解説

  1. 誤り。内臓痛は局在が不明確(びまん性)であることが特徴であり、「局在が明らかである」は誤りである。内臓痛を伝える神経線維は体性感覚神経に比べて密度が低く、また脊髄に入る際に複数の分節にまたがって入力するため、痛みの局在が不明確になる。局在が明確なのは体性痛(表在痛・深部痛)の特徴である。
  1. 正しい。内臓痛は持続性の鈍いうずくような痛みが特徴であり、鋭い刺すような痛みではない。
  1. 正しい。内臓痛は自律神経反射として悪心(吐き気)・嘔吐、発汗、血圧変動、徐脈などを伴うことがある。
  1. 正しい。臓器の伸展(膨満)は内臓痛の典型的な誘発因子であり、腸間膜の伸展は痛みを引き起こす。切断や焼灼では内臓痛は起こりにくい。

ポイント

内臓痛の3大特徴は「局在が不明確・鈍い持続痛・自律神経反射を伴う」であり、体性痛との違いを明確にする。

  • 覚え方のコツ: 「内臓痛=ぼんやり(局在不明)・うずく(鈍痛)・吐く(自律神経反射)」と3つの特徴をセットで覚える。
  • 関連知識: 関連痛(放散痛)は内臓痛が体表の特定部位に投射される現象である。例えば心臓の痛みが左肩・左腕に放散する(心筋梗塞の肩痛)のは、心臓と肩の求心線維が同じ脊髄分節(C8-T4)に入るためである。
  • よくある間違い: 内臓痛と体性痛の局在性を逆に覚えてしまうことがある。「内臓痛=局在不明確」「体性痛(特に表在痛)=局在明確」と対比する。
  • 教科書では「e.内臓求心性神経の働き」の範囲に該当する。
特徴 内臓痛 体性痛(表在痛)
局在 不明確(びまん性) 明確
痛みの性質 鈍い、うずく 鋭い、刺すような
自律神経反射 伴うことが多い 少ない
誘発刺激 伸展、虚血、炎症 機械的、温度、化学的

表: 内臓痛と体性痛の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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