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つむぐ指圧治療室 相模大野

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内耳で回転方向の加速度を検出するのはどれか

問題

内耳で回転方向の加速度を検出するのはどれか。

  1. 卵形嚢
  2. 球形嚢
  3. 蝸牛管
  4. 三半規管

解答: 4(三半規管)

解説

  1. 誤り。卵形嚢は前庭の耳石器であり、主に水平方向の直線加速度と頭部の傾きを検出する。耳石膜上の平衡砂(耳石)が重力や直線加速度で移動し有毛細胞を刺激する。
  1. 誤り。球形嚢は前庭の耳石器であり、主に垂直方向の直線加速度を検出する。エレベーターの上下動の感知がその例である。
  1. 誤り。蝸牛管は蝸牛の内部構造であり、コルチ器(有毛細胞)が存在する聴覚器官である。平衡感覚には関与しない。
  1. 正しい。三半規管は回転方向の角加速度を検出する器官である。前・後・外側の3つの半規管が互いに直交する3平面に配置され、あらゆる方向の回転運動を検出できる。頭部の回転時に半規管内の内リンパ液が慣性で遅れて流れ、膨大部稜のクプラ内にある有毛細胞の感覚毛を屈曲させて電気信号に変換する。

ポイント

内耳の平衡感覚器は「三半規管=回転加速度」「卵形嚢・球形嚢=直線加速度」の2系統で構成される。

  • 覚え方のコツ: 「半規管は”半分回る管”→回転を検出」「卵と球は”直球”→直線加速度を検出」と名前のイメージで覚える。
  • 関連知識: メニエール病は内リンパ水腫により回転性めまい・難聴・耳鳴りの三徴を呈する疾患で、前庭・蝸牛の両方が障害される。前庭神経は第VIII脳神経の一部である。
  • よくある間違い: 卵形嚢と球形嚢の担当する加速度の方向を混同しやすい。「卵形嚢=水平」「球形嚢=垂直」と覚える。
  • 教科書では「b.前庭器官と伝導路」の範囲に該当する。
器官 検出する加速度 受容細胞
三半規管 回転加速度 膨大部稜の有毛細胞
卵形嚢 水平直線加速度 平衡斑の有毛細胞
球形嚢 垂直直線加速度 平衡斑の有毛細胞

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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