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つむぐ指圧治療室 相模大野

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光の刺激により縮瞳が起こる機序で正しいのはどれか

問題

光の刺激により縮瞳が起こる機序で正しいのはどれか。

  1. 毛様体筋の収縮
  2. 瞳孔括約筋の収縮
  3. 上斜筋の収縮
  4. 外側直筋の収縮

解答: 2(瞳孔括約筋の収縮)

解説

  1. 誤り。毛様体筋の収縮は水晶体の遠近調節(近方調節)に関与する機構であり、瞳孔径の変化(縮瞳)には直接関与しない。ただし副交感神経刺激時には毛様体筋の収縮と縮瞳が同時に起こることが多い。
  1. 正しい。光刺激による縮瞳(対光反射)は瞳孔括約筋の収縮によって起こる。網膜の視細胞が光を受容し、視神経を介して中脳の視蓋前域に信号が伝わる。エディンガー・ウェストファル核から動眼神経の副交感神経線維が瞳孔括約筋(輪状筋)にアセチルコリンを放出し、ムスカリン受容体(M3)を介して収縮させ、瞳孔が縮小する。瞳孔括約筋は輪走する平滑筋であり、収縮すると瞳孔の直径が小さくなる。
  1. 誤り。上斜筋は滑車神経(第IV脳神経)が支配する外眼筋で、眼球の内旋・下転に関与するものであり、瞳孔径の変化とは無関係である。
  1. 誤り。外側直筋は外転神経(第VI脳神経)が支配する外眼筋で、眼球の外転に関与するものであり、瞳孔径の変化とは無関係である。

ポイント

縮瞳は瞳孔括約筋(副交感神経支配)の収縮、散瞳は瞳孔散大筋(交感神経支配)の収縮によって起こる。

  • 覚え方のコツ: 「括約(かつやく)筋が縮(しゅく)めて縮瞳」「散大(さんだい)筋が散(さん)らして散瞳」と動作と名前を対応させる。
  • 関連知識: 眼科で使用する散瞳薬(トロピカミド等)はムスカリン受容体を遮断して瞳孔括約筋の収縮を抑制し散瞳させる。ホルネル症候群(交感神経障害)では散大筋が機能低下し縮瞳・眼瞼下垂・無汗が三徴となる。
  • よくある間違い: 毛様体筋の収縮と縮瞳を混同しやすいが、毛様体筋は水晶体の厚さ(近方調節)に関与し、縮瞳に直接関与するのは瞳孔括約筋である。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
支配神経 作用
瞳孔括約筋 副交感神経(動眼神経) 縮瞳
瞳孔散大筋 交感神経 散瞳
毛様体筋 副交感神経(動眼神経) 近方調節(水晶体を厚く)
外眼筋(6筋) 動眼・滑車・外転神経 眼球運動

表: 眼の筋と神経支配

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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