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つむぐ指圧治療室 相模大野

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健康成人の呼吸について正しいのはどれか

問題

健康成人の呼吸について正しいのはどれか。

  1. 1回換気量は約 70 mLである。
  2. 努力呼気時には残気量はゼロになる。
  3. 安静時の呼吸数は毎分約 30回である。
  4. 胸腔内圧は外気圧に比べて陰圧である。

解答: 4(胸腔内圧は外気圧に比べて陰圧である。)

解説

  1. 誤り。1回換気量は約500mLであり、70mLは著しく少なすぎる。→ 安静呼吸時に1回の吸息あるいは呼息で出入りする空気の量(成人約500ml)。
  2. 誤り。努力呼気後にも残気量(約1,000〜1,500mL)が肺に残り、ゼロにはならない。→ 残気量は最大に吐き出した後でも肺内に残っている気体量であり、肺を完全に空にすることはできない。
  3. 誤り。安静時の呼吸数は毎分約12〜20回であり、30回は頻呼吸に相当する。→ 安静時の成人の呼吸数は毎分約12~20回。
  4. 正しい。胸腔内圧は外気圧に比べて常に陰圧に保たれている。→ 肺の弾性収縮力により胸腔内圧は大気圧以下に維持されており、このため肺は常時引き延ばされた状態にある。→ 吸息時にはさらに陰圧が増大し、呼息時には陰圧度が減少するが、通常は陰圧の範囲内にとどまる。

ポイント

  • 胸腔内圧が常に陰圧であることは肺が虚脱せずに膨らんでいるための必須条件である。
  • 覚え方のコツ: 呼吸の基本数値は「500(1回換気量)・15(呼吸数)・150(死腔量)」の3つの数字をセットで覚える。
  • 関連知識: 気胸では胸腔内圧が大気圧に近づき、肺が弾性で収縮(虚脱)する。
  • よくある間違い: 残気量は「最大呼気後にも残る量」であり、努力呼気でもゼロにはならないことを見落としやすい。
肺気量分画 略語 正常値(mL)
1回換気量 TV 約500
予備吸気量 IRV 約2,500
予備呼気量 ERV 約1,000
残気量 RV 約1,500
肺活量 VC 約4,000
全肺気量 TLC 約5,500

表: 肺気量分画と正常値

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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