MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

健常成人で下垂体前葉のACTH分泌が亢進した際にみられないのはどれか

問題

健常成人で下垂体前葉のACTH分泌が亢進した際にみられないのはどれか。

  1. 副腎アンドロゲン分泌の増加
  2. 視床下部ACTH 放出ホルモン(CRH)分泌の増加
  3. 電解質コルチコイド分泌の増加
  4. 糖質コルチコイド分泌の増加

解答: 2(視床下部ACTH 放出ホルモン(CRH)分泌の増加)

解説

  1. 正しい。ACTH亢進は副腎皮質網状帯を刺激し、副腎アンドロゲン(DHEA等)の分泌を増加させる。
  1. 誤り。ACTH分泌が亢進すると、その結果としてコルチゾールの血中濃度が上昇する。上昇したコルチゾールは視床下部に負のフィードバックをかけ、CRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌を抑制する。したがって健常成人ではCRH分泌は増加ではなく抑制される。この負のフィードバック機構がHPA軸(視床下部-下垂体-副腎皮質軸)の恒常性維持の基本である。
  1. 正しい。ACTH亢進は副腎皮質球状帯にも作用し、電解質コルチコイド(アルドステロン等)の分泌をある程度増加させる。ただしアルドステロンの主な調節はレニン-アンジオテンシン系である。
  1. 正しい。ACTH亢進は副腎皮質束状帯を直接刺激し、糖質コルチコイド(コルチゾール)の分泌を最も顕著に増加させる。これがACTHの主たる作用である。

ポイント

ACTH亢進→コルチゾール↑→負のフィードバック→CRH分泌は「抑制」される。増加ではなく抑制されるのが正常な応答である。

  • 覚え方のコツ: 「フィードバック=ブレーキ」。コルチゾールが増えすぎないよう、上位のCRHにブレーキがかかる仕組みである。
  • 関連知識: クッシング病(下垂体ACTH産生腫瘍)ではACTHが自律的に分泌されるため、負のフィードバックが効かなくなる。デキサメタゾン抑制試験はこの原理を利用した診断法である。
  • よくある間違い: 「ACTH↑→CRH↑」と正のフィードバックと勘違いすること。内分泌系の基本調節は負のフィードバックであり、下流ホルモンが上昇すれば上流は抑制される。
  • 教科書では「g.副腎のホルモン」の範囲に該当する。
副腎皮質の層 分泌ホルモン ACTH亢進時の反応
球状帯 アルドステロン(電解質コルチコイド) やや増加
束状帯 コルチゾール(糖質コルチコイド) 著明に増加
網状帯 副腎アンドロゲン(DHEA等) 増加

表: 副腎皮質の層構造とACTH亢進時の反応

『理由で解く 生理学』 Kindle版

本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

Kindle Unlimitedでも使えます。

理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問

https://www.amazon.co.jp/dp/B0GQ6NZ797

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次