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つむぐ指圧治療室 相模大野

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体熱の放散に関与しないのはどれか

問題

体熱の放散に関与しないのはどれか。

  1. 皮膚血管の拡張
  2. 特異動的作用
  3. 放射
  4. 蒸発

解答: 2(特異動的作用)

解説

  1. 正しい。皮膚血管が拡張すると(交感神経活動低下)、皮膚血流量が増加し、放射や対流による体熱の放散が促進される。
  1. 誤り。特異動的作用(SDA: 食事誘発性産熱反応)は体熱の放散ではなく産熱に関与する現象である。食物摂取後に消化・吸収・代謝が亢進して体温が上昇する反応であり、放熱機構ではない。放熱は放射・伝導・対流・蒸発の4つの物理的機構で行われ、皮膚血管拡張はこれらのうち放射と対流による放熱を促進する。特異動的作用は産熱機構の一つとして正確に分類する必要がある。
  1. 正しい。放射(輻射)は赤外線として体表面から熱が放散される機構で、環境温25℃の安静時には放熱の約50%を占める。
  1. 正しい。蒸発は不感蒸散や発汗により水の気化熱として体熱を放散する重要な放熱機構である。

ポイント

  • 特異動的作用(SDA)は放熱ではなく産熱に分類される。放熱は放射・伝導・対流・蒸発の4つである。
  • 覚え方のコツ: 放熱の4つ=「放(放射)・伝(伝導)・対(対流)・蒸(蒸発)」=「ほうでんたいじょう」と語呂で覚える。
  • 関連知識: 皮膚血管拡張は交感神経活動の低下により起こり、暑熱時の放熱促進に重要である。逆に寒冷時は皮膚血管収縮で放熱を抑制する。
  • よくある間違い: 特異動的作用を「食事で体が温まる→放熱」と誤解しやすいが、体温上昇の原因=産熱であり、放熱ではない。
産熱と放熱の分類
分類 機構 具体例
産熱 基礎代謝 安静時の代謝
筋収縮 運動、ふるえ
食事誘発性産熱(SDA) 特異動的作用
非ふるえ産熱 肝臓、褐色脂肪組織
放熱 放射 赤外線による非接触伝達
伝導 接触面を通じた熱移動
対流 空気・液体の流れ
蒸発 不感蒸散+発汗

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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