問題
体温調節中枢について正しいのはどれか。
- 核心温度の変化を感受する。
- セットポイントの下降により発熱が起こる。
- 中枢は延髄にある。
- プロゲステロンは体温を低下させる。
解答: 1(核心温度の変化を感受する。)
解説
- 正しい。体温調節中枢は視床下部の前視床下部・視索前野に存在し、温度感受性ニューロンが核心温度(深部体温)の変化を血液温度として直接感受する。この情報をもとにセットポイントと実際の体温を比較し、産熱・放熱反応を調節している。皮膚の温度受容器からの情報も統合される。
- 誤り。発熱はセットポイントの上昇により起こる。下降ではない。
- 誤り。体温調節中枢は視床下部(前視床下部・視索前野)にあり、延髄ではない。延髄にあるのは呼吸中枢や嘔吐中枢である。
- 誤り。プロゲステロン(黄体ホルモン)はセットポイントを上昇させ、体温を約0.5℃上昇させる。低下ではない。
ポイント
- 体温調節中枢は視床下部にあり、温度感受性ニューロンが核心温度を感受してセットポイントと比較・調節する。
- 覚え方のコツ: 「プロゲステロン=プロ(上へ)=体温上昇」「セットポイント上昇=発熱」と覚える。
- 関連知識: 女性の基礎体温は黄体期にプロゲステロンの作用で約0.5℃上昇する。これを利用して排卵日の推定が可能である。
- よくある間違い: 「セットポイント下降=発熱」と逆に覚えやすいが、セットポイントが上がることで体は「寒い」と感じ、産熱亢進・放熱抑制が起こり発熱する。
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