問題
体性感覚野があるのはどれか。
- 前頭葉
- 頭頂葉
- 後頭葉
- 側頭葉
解答: 2(頭頂葉)
解説
- 誤り。前頭葉には運動野(中心前回)、運動性言語中枢(ブローカ野)、前頭連合野(思考・判断・人格)が位置する。
- 正しい。体性感覚野(一次体性感覚野)は頭頂葉の中心後回に位置する。ブロードマンの脳地図では3・1・2野に相当し、対側の体表からの触覚・圧覚・温度覚・痛覚などの体性感覚情報を受け取り処理する。体の各部位は感覚ホムンクルス(小人像)として体性感覚野に対応的に配置され、手・口・顔面など感覚が鋭敏な部位ほど広い皮質領域を占める。
- 誤り。後頭葉には視覚野(一次視覚野、ブロードマン17野)が位置する。
- 誤り。側頭葉には聴覚野や感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)が位置する。
ポイント
中心溝を境に「前=運動野(中心前回・前頭葉)、後=感覚野(中心後回・頭頂葉)」と対比して覚えるのが最重要である。
- 覚え方のコツ: 大脳皮質の機能局在を「前頭葉=運動、頭頂葉=感覚、後頭葉=視覚、側頭葉=聴覚」と4葉セットで覚える。「全(前頭)う(運動)・当(頭頂)感(感覚)・校(後頭)し(視覚)・即(側頭)聴(聴覚)」と語呂合わせ。
- 関連知識: 感覚ホムンクルスでは手指・口唇・舌の領域が特に大きく、これらの部位の感覚弁別能力が高いことを反映している。運動野にも同様の運動ホムンクルスが存在する。
- よくある間違い: 「中心前回=運動」と「中心後回=感覚」を逆に覚えてしまうケースがある。中心溝より”前”が運動、”後”が感覚と中心溝を基準に整理する。
- 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
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