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つむぐ指圧治療室 相模大野

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交感神経活動に対する効果器の反応で誤っているのはどれか

問題

交感神経活動に対する効果器の反応で誤っているのはどれか。

  1. 瞳孔括約筋の収縮
  2. 気管支筋の弛緩
  3. 腸管平滑筋の弛緩
  4. 立毛筋の収縮

解答: 1(瞳孔括約筋の収縮)

解説

  1. 誤り。交感神経は瞳孔「散大筋」を収縮させて散瞳を起こす(α1受容体を介する)。瞳孔「括約筋」を収縮させて縮瞳を起こすのは副交感神経(動眼神経の副交感線維)の作用である。散大筋と括約筋の区別が重要であり、交感神経が作用するのは散大筋である。
  1. 正しい。交感神経はβ2受容体を介して気管支平滑筋を弛緩させ、気道を拡張する。
  1. 正しい。交感神経は腸管平滑筋を弛緩させて消化管運動を抑制する。闘争・逃走反応時に消化を後回しにする作用である。
  1. 正しい。立毛筋は交感神経のα1受容体を介して収縮し、鳥肌(立毛反射)を起こす。立毛筋は交感神経の単独支配である。

ポイント

交感神経は瞳孔「散大筋」を収縮させて散瞳を起こすが、瞳孔「括約筋」には作用しない。括約筋を収縮させるのは副交感神経である。

  • 覚え方のコツ: 「交感神経=散瞳=散大筋を収縮」「副交感神経=縮瞳=括約筋を収縮」とセットで覚える。瞳孔には2つの筋(散大筋・括約筋)があり、それぞれ別の神経が支配する。
  • 関連知識: 問706・613・616でも交感神経・副交感神経の作用が出題されている。対光反射(問629)は副交感神経を介した縮瞳反射である。
  • よくある間違い: 「瞳孔散大=括約筋の弛緩」と勘違いしやすいが、交感神経は括約筋を弛緩させるのではなく、散大筋を「収縮」させて散瞳を起こす。
  • 教科書では「h.自律神経系の神経伝達物質と受容体」の範囲に該当する。
瞳孔の筋 支配神経 作用 受容体
瞳孔散大筋 交感神経 収縮→散瞳 α1
瞳孔括約筋 副交感神経(動眼神経) 収縮→縮瞳 ムスカリン

表: 瞳孔の2つの筋の神経支配

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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